2025年度 夏季安全・救急法講習会報告書 |
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2025年7月12日(土)・13日(日) |
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大阪府交野市 「星の里いわふね」 |
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視障:9名 晴眼:12名 合計:21名 7/12 視障9名、晴眼11名、合計20名 7/13 視障6名、晴眼10名、合計16名 |
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【12日(土)】9:30〜16:30 午前:後ろサポート方法歩き方講習 午後:屋内での救急法の実施(研修室) ・事故やケガ、病気が発生した時の状況評価から 一次評価 ・救助要請、脊椎損傷があり得る場合の体位変換方法 ・大出血時のコントロール 呼吸困難の疑似体験 ・手首捻挫(ペットボトルで固定) 〜講習終了後、懇親会(バーベキュー)〜 【13日(日)】9:00〜12:00 ・不規則な石段でのサポート講習 ・シートを使った搬送方法 ・ロープを使った川の渡渉 〜講習終了後、各自持参した非常食(α米など)で昼食〜 |
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★所 感 非日常である野外での救急法の一連の流れを中心にやってみました。 1年に1度の講習会ではなかなか身に着くものでもありませんし、すぐに役立つ ものでもありません。 しかし、何もやったことのないチームと一度でもやったことのあるチームでは大きな 差はあるはずです。 事故によるケガや病気など緊急事態が起こらないように、一人一人が安全意識を 持って参加していただき、これからのかざぐるまの例会が、皆様にとってより良い ものとなれば幸いです。 ★感 想 昨年に引き続き、第二回目の講習会。今回は一泊二日で参加しました。 会場の「星の里いわふね」は、山あり、川あり、宿泊施設や研修室も兼ね備えた 施設で、座学だけでなく、野外でも、充実した講習会ができました。 野外での講習のテーマは後ろサポート。後ろからの声掛けで、より安全な山行に なるよう声掛けあってじっくり取り組みました。 また、川をロープを使って渡る時は、みんなとても楽しそうに取り組んでいたのが 印象的でした。 座学でも、三角巾とペットボトルで手首の固定をしたり、うつ伏せから仰向けの体位 変更をみんなでやってみました。 実際やってみないとわからないことを、さまざま体験できたことがとても良かったです。 懇親会では、みんなで野菜を切って、バーベキュー。大いに盛り上がりました。 視障の私たちにもたいへんわかりやすい講習会となり、あらゆる場面で、たとえ視覚 障害者でもできることがいろいろあることがわかりました。 これからの例会でも、日常生活でも役に立つことばかりで、有意義な学びの時間と なりました。今後も定期的に続けて行けたらと思います。 講師のみなさん、事前の諸準備、当日の講習会実施、楽しいバーべキューも ありがとうございました! |
参加者からの感想文 |
救急法講習会感想文 |
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皆様、こんにちは視障のNNです。 担当者の皆様、大変お世話になりました。 そして参加された皆様、お疲れ様でございました。 2日間内容の濃い講習会でした。参加して本当によかったです。 2日間の講義の模様を書いてみましたが、言葉が足りないところはお許しください。 12日 現地「いわふね」の前、左の奥のほうに入ると標高100メートル位はありますかね。 間違ってたらごめんなさい。小さな登山道があります。 小さくてもなかなかどうして幅の狭いふぞろいの階段で、しかも急登なのです。 Hさんを先頭に登山の練習です。 そこを前サポーターの後ロープを持ちながら山頂へ…今度は急坂を下山します。 とにかく道幅が狭い上に、両側切れているところもあります。 本当に気をつけないと危ないです。 一歩一歩進みます。「いわふね」に着いた時は汗びっしょり!しばらく休憩して、今度 は2対1の体制で途中まで上り下山です。登山道はその時その時で感じが違います。 経験を積まなくては…。午前中の模様でした。 昼食を挟んで、いよいよ午後は安全緊急救助法講習会です。 Hさんに教えてもらいます。 登山道に倒れた人がいるという設定で行います。 倒れている人は、Hさん。Hさんを見つけた人がKさん、Nさん。初めにする事は 「肩を叩いて、もしもし大丈夫ですか?」それをしながら119へ電話。状況を述べ、 緊急連絡票があれば書いてあることを報告します。そして大事なのが場所!! 間違えないように。消防が来る間に倒れた人のチェックを行います。 チェックをする前にあれば、ナイロンの手袋をする。もし出血していれば、相手の血で 感染症にならないためです。循環器系で大出血、脈拍などを調べる。神経系で意識 レベル、脊髄等を主に調べるのですが、倒れている人がうつぶせであれば、うつぶせ の状態から息をしているか頸動脈をまず見る。そして出血をしていないか背中を触り 動脈が走っている脚の内股、腕の上腕内側出血がないか調べる。 そしてお腹を見なくてはダメなので、1人で仰向けにする方法学びました。 脊髄の損傷があったらいけないので、首の所を手のひらで固定、支えて、仰向けに する方法学びました。 仰向けにしたら、お腹のところに出血がないか調べる。意識がないと思っていても、 もしかしたらあるかもわからないので、胸骨のところをグーで少し叩くか腕の内側を ツネって確かめる。顔を歪めたり、反射的に手が動いたりしたら、意識は少しでもある と言うことを認識する。 今度は仰向けの状態で倒れている人の首を手のひらで固定し、動かないようにして、 体を横に向かせる方法など学びました。 でもこれがなかなか2つ共うまくできませんでした。 3回目ぐらいにやっと「あっ!これや!」というのが体感できましたが、でも自信は ありません。まだまだ勉強の余地があります。 次は上腕動脈のところ傷つけたという設定で大出血を止血する方法、傷口にとにかく 包帯かあればガーゼをしっかり傷口に押し込む。そして上からまたしっかりと包帯を 巻きましょう。出血は少しでも止められます。 次は手首を骨折したであろうと言う設定で、手首の所を包帯である程度巻く。 ここでペットボトル(500ml)登場。ペットボトルの上下をハサミで切り、真ん中の筒状 だけを使って縦に半分に折り両サイドをハサミで切る。2つのかまぼこ型ができる。 それを重ねて1つのかまぼこ型にしたやつを手首の小指側にはめ込む。 そしてその上からさらに包帯をしっかりと巻いていく。 ここで三角巾登場!三角巾の頂点を抑えて半分に折り、そこに手首骨折し包帯を 巻いた方の手を頂点側に肘をいれ、2つの長い方は、1つは前に回し、健康な方の 腕の腋窩に回して、もう一方は背中の方に回し腋窩の三角巾と結ぶ、これは登山 などで使う結び方です。こうすると手首はだいぶん楽です。三角巾の使い方は、何年 か前にYさんにも教えていただきましたよね。それを思い出しました。 参加されたほとんどの方は「される側とする側」に別れて交代して真剣に講習されて ました。あっという間に時間が来てしまい、1日の講義終わりました。 13日 2日目は、現地「いわふね」の前、降りたところに川が流れています。 河川敷も広く子供連れの若いファミリーの人たちが多く、川の中でちっちゃい子供さん たちがはしゃいでいます。 かざぐるまも木陰のところに陣取って荷物を置き、屋外でのHさんの講義始まりです。 まず、自然石の階段があり、そこを後ろロープを持ちながら、リュックに触り階段を 上がったり下ったりの練習です。自然石の階段は高さがバラバラでとても歩きにくい です。ストックの使い方がここで発揮されます。私は下手です。 次は倒れた人をシートタンカで運ぶ方法です。 山ではもちろんタンカなんてありません。身近なシートを利用します。そして少しでも 安全なところに運びます。シートを内側に丸めて掴み頭と足の方に1人ずつ、両側に 3人ずつ配置して、いちにのさんで持ち上げる。その時腕は真っ直ぐに伸ばしながら 目的地まで運ぶ。一番軽い人に入ってもらい、スロープを一回りしてみましたが、8人 で抱えているのに、とても重く感じました。降ろす時は足からです。 1番重く感じるのは頭の方とお尻の方です。そこには力の強い男性の方を配置された らいいかもしれませんね。 次は川にロープをかける。両側から引っぱって持ってて貰い、私たちが川の中に入り、 ロープをつたい向こう岸に渡りまた戻って来るというものです。川は浅いですが、大小 の石があり滑らない様ロープをしっかり掴み渡らないといけません。 滑らない様に横に寄り添って見ていて下さるのはOさん、川を挟んでロープの両端を 持ってて下さったのは、HさんとHさん!炎天下の中、本当に有難うございました。 屋内や屋外で教えてもらったこと、1つでも自分のものにしていきたいと思っています。 「触ったり、聞いたり、見たり、試したり」私には忘れられない二日間でした。 また2日目の昼食の時は、災害のときのアルファ米、お湯を注ぐと、おにぎりの形に なるようなもの持ってこられたみたいで。向こうの方で貝さん達の声が聞こえてました。 本当におにぎりの形になるとは!いろいろあるんですね。 こんなときに災害のもの試すのもまた勉強になりますね!! 2日目の講義お昼で終わりです。Hさん2日間に渡りありがとうございました。 皆様、ありがとうございました。 |
救急法講習会感想文 |
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7/12、13の安全救急講習会の感想です。 1日目、晴眼のサポートについて、前サポートと後サポートの役割を明確にして頂き たいと思います。 午後、安全救急講習は昨年と重なる所もありますが、もっと幅広く安全救急講習を して欲しいと思います。 毎年恒例行事にして頂きたいと思います。 2日目、暑い中での石段登り下りサポートでの前は、段差の少ない方向を選択する 事を考えてサポートをしました。 後では視障者の足の位置に注意して、適切位置をサポートしました。 川渡りサポートは初めての事でしたが、川底の石が滑りやすい経験と視障者に滑ら 無い様に足位置に注意してサポートしました。 最後に、色々な人と関わり過ごせた2日間でした。ありがとうございました。 |
救急法講習会感想文 |
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私は介護の仕事をしていましたから、緊急時の呼吸確保とか、心臓マッサージなど は数多く経験してきました。 今回の救急医療は、山の足場は不安定、移動も難しいなど、緊急時、時間との闘い など、いつもの経験とは違い、とても勉強になりました。 あれからいろんな人を対象に、忘れないよう繰り返し行いました。 やはり、体格の大きい方は大変です。 普段は関わりないことですが、災害時などにも役に立てられるならと、講習会に参加 して良かったと思います。 |
救急法講習会感想文 |
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昨年に引き続き、「安全救急講習会」に参加しました。 三角巾の使い方や、倒れた方を体を動かす方法などは、昨年憶えたつもりでした がやはりポロポロ忘れていました。 全盲の私には、動画や図解を見て復習することができないので、年に1回このよう な機会をもうけていただけてよかったです。 当日は、お天気に恵まれすぎでとても暑かったですね。 12日の午前中に研修施設にある低山に登ったり、川の近くを歩いたのは良い運動 になりました。特に、川の飛び石を渡るのは5月の例会で鴨川を渡った時より距離 があったのでドキドキでしたが、達成感がありました。 夜のバーベキューは、とても楽しくおいしくいただきました。 普段、バーベキューをする機会がないので、宿泊せずに帰る組だったのですが、 参加させていただけて本当によかったです。 担当者のみなさん、サポートのみなさん、大変お世話になりました。 すてきな夏の思い出ができました。ありがとうございました。 |