7月超ソフト 伊吹山 山行報告 |
---|
実施日 | 2009年7月5日(日) |
天 気 | 曇り |
参加者 | 視障:8名 晴眼:11名 合計:19名 |
行程と感想 | |
全員10時25分、JR関ヶ原着。10時35分発のバスがあるとのことで、少々急ぎ乗り込む。私達 以外は数人で殆ど貸し切り。11時25分山頂着。Iさんの合図でストレッチをして、ペア毎に 11時35分頃出発。中央遊歩道をとる。山頂までは標高差117m。約1時間10分かけ、咲き始め た花々をOさん、Sさんに教わり、近づいてそっと触れてみたりしつつ…。私の記憶に残っ ている花はカノコソウ、ヨーロッパ原産のキバナノレンリソウ、イブキトラノオ、イブキフウロ等々。 12時10分頂上に着くと、一足先に登って行ったKさんが、今や遅しと冷たいデザート(季節の フルーツにヨーグルト、ハチミツ入り乗せ)を並べて待っていてくれました。皆で食前のデザート を頂いてから昼食。食後のコーヒーもご当地名物のよもぎ餅も頂いて散策。頂上付近で見られ た花々はミヤマコアザミの群落。ニッコウキスゲ、クサフジ、イブキジャコウソウ。(シモツケソウ はあちこちで見られたものの未だ花が咲ききっておらず、これからといったところでした。)2時前 食事をとった所に戻り、輪になって自己紹介と感想。恒例のハッピーバースディー。7月はOさん とHさんでした。 下りはペアを交代して35分位で駐車場まで降り、3時半のバスまで売店でよもぎソフトを食べに 行く人、土産のショッピングをする人、急に襲ってきた冷たい風と霧を体感している人ありでした。 今回は生憎曇り空で、頂上からの眺望は望めませんでしたが、暑すぎず(下界より8度〜10度位 は低いと思われました)お花もかなり見られて良かったのではと思います。 初参加のIさんもIさんのサポート(登り)をして下さいました。 参加の皆さん、ご苦労様でした。 |
|
【伊吹山例会 一言感想】 ○ 今回は程よいペースでゆっくり観察させてもらって楽しめました。 よもぎ味とバニラ味をミックスしたソフトクリームのお味は、よもぎの味がほんのりしていて 美味しかったです。 ○ ちょうど程よいコースで良かったです。もうちょっとゆっくりお花を観察したかったです。 ○ 久しぶりの参加で以前かざぐるまはいずれも3合目から、1回は夜間登山、もう一回は日 帰りでした。2回目は途中から雨でしたね。今回は全てのお花が見れました。 |
参加者からの感想文 |
初めて参加して… 7月5日 伊吹山 |
---|
私は視覚障害者の方をサポートし、共に自然に触れ、交流を深め、楽しい時を過ごすという会に友人より 誘っていただき、この日初めて参加しました。 「私なんかに出来るかなぁ」と言う不安と緊張で、前日はあまり眠れませんでした。 梅雨の時期なので、とにかく晴れてくれたらいいなぁーという思いがありました。 現地では皆様に笑顔で暖かく迎えていただき、ホッ!と一安心でした。 今回はサポートするまでは出来ませんでしたが、皆様に色々指導していただき、次の機会には少しずつ ですが、お役に立てればと思います。 日々慌しく生活している私にとって、皆様との出会いで得るものも多く、自然に触れる事で心が穏やかに なれる事を実感しました。 今回お世話になった皆様、本当にありがとうございました。 「人との出会い」と「自然の雄大さ」に感謝です。 |
伊 吹 山 紀 行 |
---|
伊吹山は20年位前に車で行きましたが、なんせ今の嫁とアツアツな時期でしたので全く何も覚えておりま せん。ただ、何となく車で行ったかなぁ、くらいです。お恥ずかしい。でも、今回は忘れることはないと確信し ています。なぜってですか、ブログに書いているからですよ。(笑) 何と言ってもバスでしょうねぇ。贅沢にも1260メートルまで運んで頂いてサンクスサンクス! 感謝感激! 心配なのは空模様?降りそうで降らない悩ましい空模様。でも、19名、皆で登れば怖くない。 初めは何でしたっけ?お花の名前?です。そうそう、イブキトラノオ?更紗紅灯台ではなかったよね。(笑) こんな事を書いていたらO女史にしかられそぉ〜!(怖) 冗談はさて置きまして、見所のお花みち。 トコトコ・トコトコF列車は何連結も従えて進んで行きます。イブキトラノオだぁ〜、どれどれ・どこどこ・どんな 色?皆さんほんとにお花が好きなんですね。可愛いお顔に花粉が付いちゃいますよ。な感じでひとり占め。 頂上散策ではO列車に乗り換えて、コバノミミナグサ・イブキコゴメグサ・シモツケソウ。中央遊歩道に西遊 歩道、東は途中で引き返しましたが、時間が一杯になるまでお花を楽しみました。ありがとうございます。 稚児ゆりはありませんでしたね。(笑)キケマンは? 山頂まで登りきると驚いたのはKさん特製の食前デザート。秘伝の蜂蜜入り!美味しさのあまり血糖値が ドド〜ンと美味しさのあまりたるむほっぺとは逆に上がって行っちゃいましたぁ〜! それにしても皆さんのコメントが、一部Sさんを除いては、素敵な笑顔でおいしそうなコメントでした。 毎回との声もありましたが、どうなるのでしょうね?楽しみです。 時間もあっと言う間に過ぎてしまい、ほんとにあっと言う間でした。で、誕生会。 誰にカメラを向けるのかと思いきや、わたしOでした。会長のHさんとご一緒で光栄です。 初参加のIさん、終止緊張気味でしたね。楽しめましたか?僕は一回目のときはしんどかったですよ。 その後数回は疲れて帰ってたかなぁ〜。でも、何時の頃からか急に楽しくなって、今では病みつきです。 「かざぐるま」にね。人間曼荼羅「かざぐるま」。僕は皆さんに育てて頂いています。ありがとうございます。 父親にもです。 今回お世話になりました各リーダーの皆様、ありがとうございました。とっても素敵な伊吹山ハイキングで した。また、次もその次も皆さんと楽しみたいそう思っています。 |
伊 吹 山 に 参 加 し て |
---|
JR関ヶ原駅にAM10:20着。現地組と合流(全19名)。10:35発の山頂行バスに乗車。伊吹ドライブウェイ を滋賀県と岐阜県を何回かクロスしながら全長17kmを約50分かけて山頂駐車場(1,260m)に着。 トイレ休憩、ストレッチ体操後各々パートナーと組んで出発。私のサポーターはOさん。熊に注意の看板 あるも、チーフリーダーのFさんに恐れをなしたのか熊も現れず、登山道も良く整備された緩やかな西 ルートで、40〜50分の1,000mのコースで私には一番適していた。道の両側は高山植物のお花畑だ。 Oさんが花の名を教えてくれる。ゆっくりと1時間以上の時間をかけて頂上にたどり着く(頂上は滋賀県 1,377m)。先着していたKさんが、フルーツを作って待ってくれている。早速皆で食前デザートに飛びつく。 とっても美味しい。Kさん有難う。食後は各々自由散策だ。土産を買う人、お花畑を見に行く人等々。 山頂一帯は国指定の天然記念物で百花繚乱だ。イブキの名がつく固有種も30種余りあるそうだ。 信長がポルトガルの宣教師の願いを聞いて、薬草園を(約3000種)開いたとか。 山頂には日本武尊(倭建の命)(ヤマトタケルノミコト)の像が立っている。古事記によると12代景行天皇の皇子で、 気性荒く武勇にすぐれ、小碓の命(オウスノミコト)と呼ばれていたが、兄の大碓の命(オオスノミコト)を殺害し、恐れ をなした天皇より、熊曽征伐を命じられ、これを果たす。その時熊曽建(クマソタケル)より倭建(ヤマトタケル)の名を もらい、都大和に帰るも、恐れをなしている天皇より東(アズマ)の国々の征伐を命じられ東征す。相模の国 (神奈川県)〜上総(千葉県)に向かう船中で嵐に会い、(三浦半島と房総半島に挟まれた浦賀水道)弟 橘比売(オトタチバナヒメ)を亡くす有名な話がある。(横須賀市の走水神社(ハシリミズ)に倭建の命と弟橘比売が 祭られている)都大和に帰る途中、伊吹山で様子を窺う白い大イノシシ(伊吹の神の化身)をからかい、 神の怒りに狂れ急激な気象変化(気象が荒れるので有名)で、低温とヒョウに打たれ重症となりつつも、 伊勢の国鈴鹿山脈のふもと亀山市ノボリ町あたりで都大和を忍び泣きつつ亡くなる。魂が白鳥となり飛ん で行き、河内の志幾(シキ)に留まり、ここに御陵を作る。(羽曳野市白鳥にある白鳥陵) お天気が快晴なら、眼下に琵琶湖に浮かぶ竹生島、沖島そして平野を蛇行して流れる姉川が一望できる のだが、残念ながら眼下は真っ白で何も見えず、恒例の自己紹介時にはガスがかかってくる。 バス停までの下りサポーターはTさんにチェンジとなる。 15時30分発のバスで関ヶ原。16時50分米原行。17:19発の新快速で帰阪する。 今日一日美味しいフルーツを作って下さったコースリーダーのKさん、サポートして下さったOさん、Tさん、 熊を恐れさせたチーフリーダーのFさん、有難うございました。 |