2013年7月度 山行部例会報告
富士山(3,776m)ハードコース






    
  実施日 2013年7月12日(金)〜14日(日)
  天  気 13日:曇り時々雨 14日:曇りのち晴れ
  参加者 視障:5名  晴眼:7名  合計:12名
  コース 12日(金)
 18:13発 新大阪[新幹線]ひかり532号 20:35着 小田原
 ビジネス旅館「かねこ」泊

13日(土)
 小田原07:42発〜(小田急小田原線急行)〜新松田07:51着〜
 新松田8:30発〜(バス)〜須走登山口10:00着
 須走登山口(5合目)(2000m)10:30出発〜本7合目(3200m)
 「見晴館」16:05着 泊

14日(日)
 本7合目05:45出発〜頂上08:13着 08:30発〜本7合目09:50着
 (大休憩)10:20発〜須走登山口13:15着 須走登山口14:20発〜
 (バス)〜新松田16:20着 新松田〜(小田急小田原線急行)〜
 小田原 小田原18:08発〜[新幹線]ひかり523号〜新大阪20:26着 解散
  感 想

  C・L
  かざぐるま富士山登山隊に参加された皆様、お疲れ様でした。
  私は、メールを読めませんので、皆様の感想をちらり聞いた状態でキーボードと格闘して、
  ポチポチと書いています。
  帰ってから、今日で5日目、日を追うごとに皆で登頂できて、無事下山できたことの感謝と喜び
  が大きくなっていました。
  2003年から今回で8回登ったことになります。
  私は、富士登山7回と言うことでチーフリーダーをおおせつかったのですが、今までの7回は、
  富士ゼロックスの皆様のご好意により参加させていただいておりました。
  
  私がしたことと言えば、ラジオ番組を録音して聞いていただいたことしか有りません。
  私なんぞがあれこれ言うよりも、大学の先生のお話の方が説得力が有り、「これ聞いてみて…」
  とテープをお渡しして、少しでもお役にたて嬉しく思いました。
  
  大きな反省点として、6月山行部例会の時、行程や登山道の状態をお話してなかった事です。
  私の個人的な感想は、今までそんなに感じていなかったけれど、非常に恵まれた環境の中に
  いたんだなぁ。障害があっても、なくても、自分がやりたい事をできる事は、本当に幸せなんだ
  と感じています。
  まずは健康で有る事、仕事ができて収入が得られる、そして、頼もしい伴侶と楽しい仲間たち
  に囲まれて、こんなに幸せなのに、それに見合うだけの努力を払っているだろうか、砂走りを
  下りながら、こんな事、考えていました。
  
  最後になりましたが、Yさん本当にありがとうございました。
  さすが富士山の達人100回以上登られているし、気象に関する豊富な知識、それよりなにより、
  たくさんの障害者と登られている実績が有りました。
  私たちにとって有りがたい貴重な方ですので、末永くよろしくお願いします。


  S・L
  まずは、全員で登頂でき、無事下山できたこと、良かったと思います。
  沖縄付近に台風がいて、梅雨前線が南下傾向に有る中で、天候には恵まれていたと思います。
  登りで少し雨に降られましたが、適当なお湿りになって歩き易かったし、14日早朝の強風も
  下山する頃にはおさまってくれました。
  
  時間の余裕がなかったので、お鉢めぐりはパスしました。
  ただ、時間に余裕があっても、2時間ほど余分に歩き続けるだけの体力が必要になってきます。
  もう少し登りを、余裕を持って登れる必要が有ると思います。
  それには、日々のトレーニングとザックの軽量化だと思います。
  
  2004年に登って、今回で2回目ですが、登山者の多いのにはびっくりしました。
  8合目付近の吉田口との合流点からは、渋滞になっていました。それにマナーの低下。
  頂上の神社前には、ペットボトルや空き缶がいっぱい捨てていますし、山小屋には予約なしで
  どんどん入ってきます。
  夕方から降雨がきつくなったせいも有りますが、予約なしの人たちは、みな断られていました。
  天候が良ければ小屋には泊まらず、夜中中歩き続けるつもりできているんでしょうかねぇ。
  ちょっと無計画すぎるのではないかと思います。
  
  5合目から少し登った所、6合目との中間くらいでしょうか、まだまだ登り初めと言っていいくらい
  の所で、熱中症か何かしりませんが、寝ている人もいました。
  この程度の体力で富士山に登ると言うのは、ちょっと無謀ではないかと思います。
  須走口に下山したら、救急車が待機してました。
  果たして、富士山が「世界文化遺産」に登録されたのが良かったのか…。
  
  最後に、コースリーダーをしていただいたYさん、適宜サポートのお手伝いをしてくださった、
  Kさん、Fさんこ夫妻に感謝申し上げます。
           





参加者からの感想文

富士登山に参加して

  参加された皆さん、お疲れ様でした。
  そして応援して下さった、かざぐるまの皆さん、有難うございました。
  メール、沢山頂きました。
  
  富士登山企画は、かざぐるまでは2回目だと思います。
  1回目は、家の都合で参加する事ができず残念でしたが、今度こそはと、古希を迎える年に皆さんと
  登頂できた事、喜びを感じています。
  
  山頂で、Hさんに「Tさん、皆でここまで登って来られた事、良かったですね」との言葉に、感極まって
  ウルウルでした。
  ホントにホントに感激!! いい一生の想い出ができました。
  
  お天気にも恵まれ、Yさん御一行の皆さんのお助けを頂き、いろんなところでお陰様を感じます。
  ありがとうございました。
    

富 士 登 山 (7月12日〜14日)

  今夏、「かざぐるま」恒例の夏登山は、いつかは必ず登りたいと、その機会を念願していた「富士山」制覇
  である。計画案が決定された時には、希望がかなえられ「かざぐるま」に入っていて、本当によかったと
  心から思ったものである。
  待っていれば必ずチャンスはやってくるものだ。
  訪れる夢のうれしさに、興奮で胸はどきどき、熱くなる気分に思わず小躍りしてしまった。
  
  7月に入ると、日に日にカウントダウンの時計は、いよいよ具体的。
  時間が近づいてくるに従い、テンションは、どんどん上がっていく。
  楽しみにしていたのだから、興味のうれしさは当然のこととして、言うまでもないのである。
  とはいえ反面、決して不安材料がないわけではない。
  というのは、これも結構プレッシャーになっていて、心に重くぐいぐいとのしかかって来るのである。
  その不安材料とは、神経質に、ぼくの心の前に立ちはだかる水、そしてトイレの問題だ。
  富士山の、ゴミとトイレの清掃に取り組んでいる登山家の野口健さんいわく、酸欠を回避するためには、
  どんどん水を飲んで、どんどん排泄するのが必須とのことだ。
  「でも、そんなこと言われても困るなあ!」かかえる問題の核心はこれなのである。
  もし、思う所にトイレが無かったり、富士山では水洗ではありえないし、足の踏み場もないくらい汚れている
  ことさえ認知できなかったらどうしよう。
  
  まして今年富士山は、世界文化遺産にもなり、毎日の人出は並ではないようだ…。
  トイレは、ネガティブな想像しか浮かばない。
  用足しは、鼻をつまんで、口をふさいで、息も止めて、吐き気がしたら…?
  実際、このトイレ問題は、現場に向かい合う最後の最後まで、とことんぼくの気持ちを悩ませたのである。
  しかし、予想していた最悪の現実はすべて杞憂。終わってみれば、とっても楽しい富士登山だった。
  
  登山口5合目(2000メートル)から9合目(3700メートル)、頂上の手前まで、30分から1時間以内に山小屋
  (外付けトイレ)がかなりの数、点在しているのである。
  ちなみにトイレは有料 200円、頂上は300円。
  バイオ式落とし便所(細菌の力で分解させる)。なかなかのものである、匂はしない。
  果たして、この使用料って高いのか?安いのか?
  (但し、手を洗うのは文明社会域に下山するまでおあずけのおまけつき…)。 「笑い」。

      

山行部 例会 「富士登山」 に参加して

  日本最高峰・世界文化遺産と名前を聞くとすごい山という感じ。
  この計画が発表された時、素直に行こうとは思わなかった。43年前雨の中を御殿場口から、友達3名と
  登り、景色はダメ、且つ寒い、風は吹く。
  景色だめで足元ばかりを見ての山行であった。こう書くと「誰かさんに昔は行いの悪い奴だったんだ」と
  言われそうですが。
  
  だが、かざぐるまの方から一緒に行って頂けますね、と声が掛かって来たので、サポーター(ボッカ)として
  の役立ちを考え、参加を決めました。
  
  7月12日17:30大阪駅で携帯、TさんとOさんが待ち合わせとメーリングリストにあったので、一緒に
  行ければと掛けさせて頂く。
  出たO女史、「もう新大阪についている」とのこと。早や3名集合とのこと。
  みんな気が立っているなの感じ。特急黒潮で、Mさんの集合で全員。弁当の買い物、ビールの手当、
  一応の用意が終了。18:13ひかり532号に乗り込み、座席12席占領。
  座席を反転させ対面座席とし、空間にザックを収納。食事とビールで話は弾む。
  S代表の行動予定の説明で、はしゃぎも静まる。
  
  20:35小田原着、改札口に下駄履きで赤いシャツのYさんが出迎え。
  Yさんから本日の宿泊、明日の行動予定の説明を聞き、宿泊場所へ案内頂く。
  駅から約20分、ビジネスホテルと言うより個人の住宅を改装した旅館、場所は小田原の高級料亭街の
  近く。風呂を戴き、近くのセブンイレブンで買い物、3人部屋で皆ビール1本のみで就寝。
  
  7月13日朝5:00起床、6:00朝食で6:50ホテル出発。
  小田原の町も大雑把には知っている。駅前の西側に小田原城の天主。
  小田急の改札で、Y氏、熊ッチョ氏、F家族(3名)と同行の挨拶。
  
  7:42小田急急行(新宿行き)でひと駅、7:51新松田着。バス停で炎天下8:30のバス待ち。
  皆さんマートへ買い物、アイスクリームを食べる人多し。
  8:30全員すわり須走り5合目まで。途中酒勾川で鮎吊の人多し。
  遠景で富士の見える場所2箇所、森林帯に入り、バスはあえぎあえぎ進む。
  バス代の高額なのも納得の道。須走り5合目9:50着。気温20度。
  5合目でY氏の懇意の店で、椎茸茶を頂き、手洗いを使わせて頂く。
  
  登山口の手前で用意、体躁、10:30スタート。
  最初は低木の森林帯、近くで自衛隊の大砲の音がする。雷と紛らわしい。
  森林帯が切れるころ、風、ガスが流れる。遠くでは、雷の音も。
  行程は所どころで石の段、この道は火山灰と溶岩のサンドイッチ状態で、特に歩き難くはない。
  しかし砂が多いため疲れる。
  
  25分の歩きで5分の休憩。Tさんかなり暑くてしんどそう。
  視界が開けるところで昼食、小雨と風が出てきたため、6合目でカッパ着用、
  雨も風もたいした事はない。ただTさん暑い暑いの連発でしんどそう。
  ロープを離しがちになるので、Yさんにリユックを召し上げられる。
  
  皆さんも暑くしんどそう。でも代表、Iさん元気そう。慣れか。
  16:00過ぎ7合目見晴館到着。部屋、靴箱、荷物置き場の注意を聞き、17:00の食事、ビールと
  温いお酒を頂く。熱燗を頂き、沸騰させて酒を半分にした方がいた。これも気圧のなせる業か。
  
  18:00就寝。外は風強く、土砂降り。この中で泊まり交渉する人が沢山いる。
  宿の方は断り一方。確かに看板にも断り書きはしてあるが。
  6合目の太陽館は予約なしでもとまれますと表示があった。
  
  7月14日朝4:00前に、小用と共に日の出を見に出る。13度。
  幸いにも風はあるが、雨はやんでいる。雲の切れ間から光が差すのをカメラ収める。
  中山湖が陽の反射でみえる。
  5:00食事、5:40スタート、風が強い、今日はTさんはYさんのサポート。小生はH氏だ。
  風の歩き方、ストックの使い方をレクチャーしながら登る。
  
  8合目から富士吉田口からの道と一緒になり、たくさんの人。
  世界遺産の影響か、8:18鳥居をくぐる。写真をとり即下山。8度
  最高峰は往復2時間掛かるための処置。TさんとYさんのツーショツトを撮る。
  Tさん家に記念として飾るとのこと。
  
  着替えとか、不要の荷物を7合目の見晴館の置いたため、まず7合目まで。
  皆目的を達成したためか、足取が軽い。荷物を整理し、スパッツを装着し須走りを早足で下る。
  5合目は13時過ぎ。途中視界は開け 河口湖、芦ノ湖が見えた。茶店でビール等で乾杯。
  後は登頂記念の土産を買い。バスを待つ。
  
  14:20時間前にバスに乗せていただき 21度で暑いため、クーラーを入れて頂く。
  下道は事故で渋滞するも新松田へ。駅でY氏、熊ッチョ氏、F家族とお別れし、16:40小田原駅へ。31度
  
  代表とNさん風呂の交渉に行って頂くが、場所が遠そうなので、暑さを避け、飲み食いの場所で時間を
  つぶそうとの事で、新幹線口近くのそば屋へ。少し量が、かなりの量に変わり解散。
  18:08ひかり523号で小田原発、京都。新大阪で解散。
  
  全員無事で帰途に着きました。 この山行の為、各種訓練してきたことが、遺憾なく生かされた賜物と
  思います。でもこの山行の反省の為、即やりたいことが沢山気付かされました。
  この山行の疲れが取れたころ、また山でお互い切磋琢磨しませんか。
  それとももういい!でしょうか。
    


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