6月例会 三草山 山行報告 |
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実施日 | 2009年6月21日(日) | ||
天 気 | 曇り一時雨のち薄日さす | ||
参加者 | 視障:7名 晴眼:11名 合計:18名 | ||
コース | 集 合 阪急梅田 川西能瀬口 山下駅 森上 長谷美濃谷 才の神峠 三草山 ゼフィルスの森 林道終点 森上 山下駅 阪急梅田 |
8:00 8:20 発 8:41 着 8:45 発 9:02 着 9:30 発 9:50 着 10:10 発 10:55 着 11:00 発 11:35 着 11:40 発 12:03 着 13:00 発 13:33 13:50 14:30 着 14:55 発 15:15 着 15:33 発 16:20 着 |
阪急梅田3階サービスセンター前 急行 乗り換え トイレ バス ストレッチ体操 山田川沿いの畦道を歩く 小休止、水分補給 棚田の農道を歩き林道へ 小休止、水分補給 昼食、あんみつ、コーヒー 小休止、水分補給 トイレ バス 解散 |
感 想 | |||
山田川沿いの畦道を歩き、階段状の棚田風景や茅葺の民家を眺めながら林道へ入り、やがて 才の神峠に着く。才の神峠は大小8つの道が交わる古くからの峠です。 池田の町や有馬温泉を結ぶ交通の要所として栄えたそうです。 もしかしたらもう一つの三草山へ義経が駒を馳せた。(かも知れない) 峠からは木の長い階段を一気に登り広い山頂へ。Kさんが雨よけのテントを張って下さり安心 して昼食タイムです。 薄日も射してきて、ゼフィルスの森に入り蝶に対面できるかゆっくりと歩きます。 数人の方が1頭だけ見られたそうですが、期待していた美しい蝶が乱舞している姿は残念 ながら見れませんでした。でも下草が刈り取られ手入れされた森はとても美しいです。 *ゼフィルス ミドリシジミ類の蝶の総称、語源はギリシャ神話の西風の神ゼピュロスだそうです。 国内には25種生息しており、初夏の頃梅雨の晴れ間に羽化し約2週間生きるそうです。 参加して下さりありがとうございました。 |
参加者からの感想文 |
三草山には里山と「かざぐるま」の魅力があふれていました |
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6月21日の三草山に参加させていただいた大阪労山(大阪府勤労者山岳連盟)のSです。 当日はSさんのサポートを半日させてもらいました。 視力障害者のボランティアは初めてでしたのでいろいろ勉強になりました。皆さんの足取りが揃っていて 会話も弾み里山の風景を観ながら楽しく歩くことができました。 頂上の「アンミツ」と「コーヒー」も美味しかったです。 これで街中でも視力障害者に声をかけることが出来そうです。 私は豊中勤労者山岳会に入会後、大阪労山の役員にもなり1981年の国際障害者年に実施した 立山障害者登山に参加しました。その後も乗鞍登山、富士山登山と参加してきました。 地元の豊中では「豊能障害者登山」を計画実施して28年になります。 昨年から大阪労山の障害者登山担当になりましたので、これを機に各地の様子を掴みたいなと思って います。 肢体障害者、聾唖者、知的障害者、それぞれ困難を持ちながら山の自然にふれあい、協力して生きて ゆける社会づくりにほんの少しでも役に立てたらいいなと思っています。 また参加させてください。 |
三 草 山 (564m) |
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地域の方々の力で作り上げ、大切に守られている里山(府の自然環境保全地域です)とその周辺で 楽しい例会でした。雑木林へ入るまでのアプローチがすでに素敵でした。心和む里山の風景を楽しみ ながら林の中へ入って行きました。 それまでに出会ったブタナ(キク科)別名タンポポモドキと言うようです。ブタのサラダと言うフランスでの 呼び名からついた名前のようです。キクイモ(キク科)枝先に径6〜8センチの黄色の花をつけるようです。 あの日も蕾と葉もしっかりしていました。花の成り立ちはヒマワリに似ているようです。根に付くお芋は食用 になるようですが、食べて美味しいのはミソ漬けだけなんだそうです。 三草山に入るとササユリに出会いました。今年咲いているササユリを見たのは初めてでした。 雑木林の中で相変わらず愛らしく花びらを広げていました。 才の神峠で少し休憩しましたが、その時今にも降り出しそうな雲行き。ポツポツと来ていたような気が します。『もし降って来たらいけないのでブルーシートを…』とおっしゃって、一足先に丸太の階段を上って 行かれる大きなザックを後ろから見送りました。少し遅れて登り始めた私達が頂上に着いた時、ブルー シートは張られてあって、いつ降り始めても全員ですぐに雨宿りできる状態になっておりました。 有難い事です。 みんなで集える緑いっぱいのこの頂上が大好きです。ここでお弁当です。デザートとしてフルーツポンチ が出てきました。中身が凄い!! みんなでワイワイ、キャッ、キャッ言いながら完食。時間はあっと言う間 に過ぎてしまいました。 お陰さまで雨に降られる事もなく、また落葉樹林の下を下山しました。残念ながらミドリシジミチョウには 出会えませんでした。 帰り道あの慈眼寺の側を口に手を当てて「シィー、シィー」と言いながら通り過ぎ(失礼)森上のバス停へ 向かいました。三草山はとてもとても穏やかな里山で、優しささえ感じました。 何度行っても飽きないだろうと思います。 それにしても担当して下さった人達へ、私がまた是非行きたいと希望した山でしたので、お礼申し上げます。 日本人の故郷を感じさせる里山を、みんなで大切にしましょう。 大阪労山のS様楽しんでいただけましたでしょうか? また時間が出来ましたらご参加下さいませ。秋にこの森を観察に行ってみたいと思っています。 ありがとうございました。 |