2015年5月度 金曜登山部例会報告 生駒の千光寺、なるかわ園地のツツジ園散策 |
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実施日 | 2015年5月8日(金) |
天 気 | 晴れ 微風 |
参加者 | 視障:6名 晴眼:6名 合計:12名 |
コース | 鶴橋駅〜近鉄快速急行〜生駒駅乗り換え〜元山上口駅(体操)〜千光寺〜 鳴川峠〜なるかわ園地・ツツジ園(昼食)〜休憩所(コーヒータイム)〜 神津嶽休憩所〜枚岡山展望台〜近鉄枚岡駅〜近鉄区間準急〜鶴橋駅・解散。 |
感 想 | |
元山上口駅で現地集合の2名と合流、駅前広場で体操をし、体をほぐしてから出発。 歩道や舗装道路の端をしばらく歩くと、山の麓の畑の農道へと入って行った。 棚田が眼下に見下ろせたが、田植えはまだ始まっていなかった。 駅から歩いて約1時間、千光寺に着き、参拝・トイレ・休憩。 ここから、樹林帯のなだらかで歩きやすいハイキング道を、沢のせせらぎの音、野鳥の鳴き声 を聞きながら、約1時間で鳴川峠に着いた。 昼食場所のアジサイ園は近いが、ここで休憩し、Mさんがスミレの花咲く頃を、ソロで歌って くれた。目を閉じて聴いていると、宝塚のスターが歌っているような、そんな素晴らしい歌声で、 聞き惚れてしまった。 日差しが強かったので、ツツジ園に着くと、木陰に入って、ツツジの花を眺めながら、お弁当を 食べた。 ツツジの花をバックに、集合写真を撮ったが、あまりにも花が多すぎて、全体のごく一部しか おさまらなかった。 |
参加者からの感想文 |
金曜登山 生駒山に参加して |
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毎度感想文でお馴染みのHMです(笑) 五月晴れのさわやかな日のハイキングでした。 最初は超ソフト並の歩きやすい道ばかりで、ラッキー!でも、だんだんとソフトになってきて、千光寺に行く 坂道はなんと急な傾斜で、やっと登ったら、またまたきつい階段。ひえ〜。お参りをしましたが、珍しいのは 数珠の大きい様なのがぶら下がってて、それを回すとジャラジャラとおもしろい音がして。 おもしろがってジャラジャラ ジャラジャラ ジャラジャラとちょっと回し過ぎの人もいましたね(笑) そこを過ぎると、沢沿いの道へ。沢のせせらぎは涼しげで、木々の木陰はとてもさわやかで気持ち良かった です。藤の花がたくさ〜ん咲いてる場所があり、とてもきれいだったようです。藤なので高い所に咲いており、 白杖を持ち上げても届かないらしくて。触れない。すると他から声がかかって。「命懸けて、あそこの倒木に 上がって、もうちょっと前に出たら手が届くかも?」って。いえいえ、触らなくていいです。 藤の花ごときに私の命は懸けられません(笑)そよそよと風に揺らいでる藤の花を想像しときました。 どんどん歩いて行くとトンネルが出てきました。トンネルの中はエコーがきいてて歌を歌うにはいいかも? 誰か歌って。で、Mちゃんに白羽の矢が。「感想文と、歌を歌うのとどっちがいい?」って究極の選択を 迫られたMちゃんは歌を取って歌ったのでした。♪ すみれの花咲く頃・・ うわっ!すごっ!めっちゃ上手。パチパチパチ。次回はアベマリアがいい!って リクエストも出てました。あまりに上手な歌でMちゃんは今後3回の感想文は免除されたのでした。 Mちゃん良かったね。で、歌えない私は感想文書いてます(泣) なるかわ園地のつつじ園では斜面いっぱいにつつじ。お見事! つつじも藤も見頃は少し過ぎていたそうで、例年に比べて今年は花は早いみたいですね。 それでも、やはりまだまだきれい!きれいなつつじをバックに記念写真。 つつじより私達の方をきれいに撮ってくださいね〜(爆笑) それから、休憩をたくさん取りながら、ゆっくりと下って、枚岡(ひらおか)まで帰りました。 今日も楽しい1日を皆さんに感謝! 今回は、私にはまあまあ歩きやすい道に思えました。同じソフトでも高取山とえらい違いですねぇ。 皆様、あいかわらずの私の感想文にご清聴ありがとうございました(笑) |
生駒千光寺(金曜登山) |
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5月8日(金)この日に出かけた生駒ハイキングは、暑くもなく寒くもなし、日中の気温は21度と体には最適 温度だった。それにも増して、立夏に吹き抜ける風は実にさわやかで申し分なしという、これぞまさしく 「さつき晴れ」の下(もと)での最高のアウトドア日よりに恵まれた。 さて、今日の主題は鳴川園地の「つつじ」と「藤」の花見を予定としていたのだが、先に巡った「千光寺」で 思いもしなかった驚きの意味深い出来事があったので、感想に寄せながらここに紹介してみたい。 話は、「まさか」?の「まさか」! ため息まじりにも、驚嘆しつつここに取り上げる話題は、境内に置かれた男と女の石像である。 「これはすごい」!下半身は布でおおってあるのだが。 この彫り物、「ウーン、なんとなく変だぞ」?「イヤ、なんとなく怪しいぞ」?ぼくの胸は「ドッキン」! 先程からしきりに興味の感情を揺すぶるのである。「ええい、進め!進め!」 「やっちゃえ」!昔なつかしいあのスカートめくり、もうノンストップ 「笑い」。 好奇心は誰も止めることができない。男の像、女の像と順にスカートをまくり上げ、ぼくの指は、さらされた 所をさらりと確かめていた…。 とはいえ、例え芸術品であったとしても、出来ばえにいつまでも感心して、感動ばかりというわけには いかないだろう。 この話の後をうまくまとめないと、ぼくは「かざぐるま」の単なるエロおやじになりさがってしまう 「アハハ」。 それにしても、こんな陽の当たる明るい場所で、人目もはばからず堂々と置かれているこの二つの石像 とは何なのか? やっぱり昔からこの国は「性」によるところには何とおおらかなのだろうか…。 更に、もう一押ししてみたい。本当に素晴らしいのは、すっかり忘れていたのだが、この機会に思い出 された、日本最古の文学である「古事記」の例の箇所。 冒頭に書かれた部分、「国産み神話」のところだ。大和言葉の表現と言い方である。 この記述の所は、皆さんにも記憶として残っているだろうか? 「成り成りて成り合わざる所、ひとところあり」。 正にこの格調高い部分の表現である。今回、ここ千光寺を参拝してみて、あらためて日本語の美しさに 気付かされた。 その勢いついでに、あらためて思いがけず日本言語の妙に感動してしまい、感激したのである。 「古事記」の編纂と共に並行して編まれた「万葉集」。やまと言葉の結集である。 我が国固有の言葉で文化を高めていくことを覚えたら「和歌」が詠みつがれたのも当然のことだろう。 なによりも、今の時代にあっても多くの人々が趣味として益々盛んになり発展している「俳句」・「短歌」が 世の中に根をおろしているのは周知の通りである。 わたしたち「かざぐるま」にあっても同様で、「はいくの窓」として会員の間で楽しんでいることは喜ばしく とてもうれしいことだ。先人が作り上げてくれた言葉の文化を受け継ぎ感謝しながら、この国に生まれ 育った我々は日本人であることを、おおいに誇りたいものである。 |