2014年4月度 金曜登山部例会報告
六甲迷い道シリーズその3(ミドル)
 



    

  実施日 2014年4月18日(金)
  天  気 曇りのち晴れ
  参加者 視障:4名  晴眼:4名  合計:8名
  コース 梅田駅08:15発〜阪急特急〜西宮北口駅のりかえ〜阪急普通〜
芦屋川駅08:47着。
阪急芦屋川09:03発〜阪急バス〜芦屋ゲート09:10着
(山の知恵など講習・体操)10:00発〜荒地山登山口〜黒越谷〜
無名の山頂上11:50着(野外料理てんぷら)
無名の山頂上12:50発〜一般登山道出合(芦屋ゲート〜荒地山縦走路)
〜荒地山手前の分岐右に入る〜大谷(堰堤二か所)〜
芦屋ゴルフ場の車道出合〜芦屋ゲートまで車道歩き〜芦屋ゲート16:39発
〜阪急バス〜阪急芦屋川16:46着・芦屋川駅〜阪急普通電車〜
夙川駅のりかえ〜〜阪急特急電車〜梅田駅17:15着・17:20解散
  感 想

  前夜から降り始めた小雨も、芦屋川駅に降り立ったころには止んでいました。
  芦屋ゲートでバスから降り、トイレ横の屋根・ベンチ付の休憩所で山の知恵などの講習。
  コンパスがない時の、方位を知る方法を、いくつか事例を挙げてお勉強してもらいました。
  今回も、できるだけ道標、樹木などへのテープ巻きや結び紐、岩などへのマーキングがない
  山域を厳選し、コースを設定しました。(と言っても、道でない所が多かったです)
  踏み固められた登山道はほんの一部で、ほとんどがふわふわしたところを歩き回りました。
  距離は短かったですが、変化に富んだ静かな山歩きを堪能できたと思います。
  入山して、下山するまで、人っ子一人で逢いませんでした。
  
  昼食には、タケノコ、シイタケ、コシアブラ、ヨモギをてんぷらにして食べました。
  ダイコンを2本、堀さんが頑張ってすってくれ、高山さんと、佐野さんがてんぷらを揚げ、
  天つゆとダイコンおろしをたっぷりお椀にいれ、揚げたての熱々てんぷらをほうり込み、
  美味しく頂きました。
  山頂は、ミツバツツジが満開で、花見をしながらコーヒーで一服しました。
           





参加者からの感想文

『六甲の迷い道シリーズ・第3弾!』

  週末にかけて久しぶりの雨になりそう。そんな天気予報を気にしながらザックの準備をして寝床に入った。
  今回で3回目となる六甲山のシリーズもの。私にとって楽しみにしている例会のひとつである。
  一般の登山道からはずれ、踏み固められていない道なき所を登って行く。他のハイカーに出会うことは、
  まずない。前回も出会ったのは、かわいいウリ坊の親子だけだった。
  
  朝起きてベランダから手を差し出すと小さな雨。しかし空は、思っていたより明るい。
  前日の暑いぐらいより、まだましと思って家を出る。阪急電車で、芦屋川駅に行き、バスで有馬ゲートへ。
  
  ところで、「もし山で、道に迷って方角がわからなくなってしまったら、どうしたら方角がわかるでしょうか?」
  そんな時に、方角を知る方法を山に入る前にKさんから教わりました。皆さんもひとつふたつは、思い
  出せるでしょうか。小学校で習いましたよね。もし切株があれば、年輪を見てみます。年輪の幅が、狭い
  方が北です。ひしゃくの形をしたおおくま座をたよりに北極星を捜したりしませんでしたか。
  参考までにアナログ時計の短針を太陽の方向にあわせると、文字盤の12時と短針のなす角の真ん中が
  南になります。風の強い尾根あたりでは、木の枝が南の方に伸びていたりするそうです。
  技術が進歩して便利な世の中が当たり前になると、それが使えないとつい「もうダメ!となりそうですが、
  なにかしら方法はあるものです。
  
  さて、うぐいすの囀りを聞きながら沢に沿って道なき道(?)を登ると、枝先につぼ状の白い花を付けた
  馬酔木(あせび)・紅紫色のミツバツツジがあちらこちらに咲いていました。登るにつれて皆の口数も
  少なくなり、聞こえるのは沢の音と野鳥の声。(笑)普段とは違った全身使っての山歩きでした。
  おかげで昼食は、Kさんに用意して戴いたたけのこ・しいたけ・こしあぶら、そしてモモも一緒に行って
  くれた朝どりのよもぎをてんぷらにして食べました。
  満開のミツバツツジの山並みを見ながらてんぷら・おにぎりをペロリとたいらげてしまいました。
  暑くも寒くもなく、きれいでおいしくて静かでとてもよい山行でした。ありがとうございます。
  
  最後に一句

    童心に 返って歩く 迷い道 (子供の頃、探検と称してよく行きました。)

    てんぷらで 春をあじわう 迷い道
    


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