2015年4月度 山行部例会報告 今年の干支の山、櫃ヶ嶽(別名:羊ヶ嶽) 582m(ハード) |
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実施日 | 2015年4月26日(日) |
天 気 | 快晴 微風 |
参加者 | 視障:6名 晴眼:10名 合計:16名 |
コース | 集合 JR大阪駅御堂筋南口07:30 現地(JR篠山口駅09:05) 大阪駅07:53〜丹波路快速〜09:02篠山口駅(トイレ)09:10〜タクシー〜 09:40小原自然公園・登山口(体操)。10:07〜10:30毘沙門洞(休息)。 10:35〜11:50第二鉄塔(昼食)12:20〜大岩乗り越え・岩稜通過〜 12:55岩尾峰(630m)13:00〜雨石山(611m)通過〜P595通過〜 岩の無い樹林帯長い急降下〜15:00小野峠15:05〜16:20櫃ヶ嶽 休息16:30〜峠通過〜17:00宮代林道出合17:05〜17:30宮代バス停。 17:40〜タクシー18:10篠山口駅18:29〜丹波路快速〜19:36大阪駅。 解散。 |
感 想 | |
このハードコースの例会対策として、芦屋ロックガーデン周辺で、講習トレーニングを、5回 実施しました。 その結果、かざぐるまのメンバーにとっては、今回の難コースを、幸運にも恵まれ、全員無事 に、登り終えることが出来ました。 役割分担、参加者全員の良好なチームワークがあったからこそでした。 参加者の皆さん、ご協力ありがとうございました。 ヒカゲツツジの花は、数日前がピークだったようで、残り花を見かけたぐらいでした。 入山して下山するまで、出合った登山者はわずか数名で、静かな山を楽しめました。 |
参加者からの感想文 |
櫃 ヶ 嶽 |
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この山の存在は例会案内に出るまで知らなかった。 丹波の奥、交通も不便な地なので知る人も少ないだろう、と思ったが調べると国土地理院の地図には 明記されていた。それが今年は干支の山として脚光をあびたようだ。 これに似た名称の山では奈良の南部に吉野三山というのがあってその中に櫃ヶ岳がある。 標高は781mあるが難易度は丹波の櫃ヶ嶽582mよりやさしい山だ。 それに比べると丹波の櫃ヶ嶽は厳しい山行だった。 それを今回のメンバーで全員が見事にクリアできたのは一にも二にもリーダーのおかげだ。 感謝々々である。 その日は朝から良い天気に恵まれた。登山口でストレッチを済ませて気持ち良く歩き出した。 樹林の中、新緑に包まれてのウオークは快適だった。 でもやさしかったのはスタートからしばらくの林道の間だけだったように思う。 一の滝を過ぎたとたん、コースは急登になった。毘沙門洞を過ぎて尾根道に出ても難路は続いた。 気持ち良い緩やかな林の尾根道もあったがその先では急下降になったり急登になったり狭い岩稜の 尾根に出会ったりした。 ヒカゲツツジが咲いていた。黄味がかったやさしいクリーム色で花の盛りは幾分過ぎたように見えたが ホッとするひとときだった。 時折り出会うヒカゲツツジやミツバツツジたちに元気づけられながら難路をがんばった。 コースはやがて本日のハイライトに差し掛かった。 それは雨石山を過ぎて少し先で始まった。その大下降は標高差150m近かっただろう。 上からは長く続いて終わりが見えない急斜面の出会いだった。そのために持ってきたロープを何本も つないでコースを設定し、恐るおそるの下降が始まった。滑るのをこらえ足元を確保するのが困難な 傾斜地が続く中をメンバー全員が協力しあって無事に難所を下り終えた。 すぐ下の峠に出るとまた次の登りが待っていた。 こうして幾つかのピークを越えて遂に目的の山・櫃ヶ嶽の頂上に立つことが出来た。 ここまで来るのに出発から6時間余りの時間が掛かっていた。 干支の山はそんな私たちをやさしく迎えてくれた。 あまり広すぎない程度のなだらかな丸い山頂だった。 そのほぼ中央に三角点標石が立っているのが目に入った。2等三角点だった。 山頂は樹林に囲まれていたがその少し空いた隙間から麓の集落が望めた。 ゆっくり休んでから山を降りた。 麓の小さな集落・宮代に着いたのは出発してから7時間半ほど後で今日はけっこう長い山行になった。 でもまだ日没には余裕がある時刻だった。 さすが「ハード」の名に恥じないしっかりしたコースだった。 帰りの電車の中で缶ビールを味わいながら気になることがあった。 干支の山ということだったが、「櫃」が何故ヒツジなのだろうか?ということが気に掛かっていた。 帰ってからもその疑念が去らず出来る範囲で調べてみたが遂にギブアップ! どなたかご存知の方、お願いですから教えて下さい。 |
干支の山、櫃ヶ岳(羊ヶ岳) |
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いやいや、ほんとのハードコースでしたねぇ。 お天気は、日頃の行いが超いい私だけでなく、参加者の皆さんの中には、日頃の行いがいい人が多い みたいで、いい天気になりました。 櫃ヶ岳だけでは、楽しくないとかで、毘沙門山を越え、雨石山を越えて櫃ヶ岳まで行きました。 そうそう、少し登った処に「毘沙門洞」が有りまして、修行されてたんですかねぇ、かなり広い洞窟でした。 コースは、登り初めからえらい急坂の連続でして、岩場有り土有り、急坂を登ったり下りたり、あげくの はてに、岩をよじ登り、急坂をフィックスロープを持って、下りて、下りて、また下りて、どこまで下りるん かいなと思うくらい下りました。(笑) 時折吹いてくる風が、たいへんさわやかで気持ち良かったですし、ちょっと満開の時期を過ぎていましたが、 所々に「ヒカゲツツジ」が見られました。 どうにかこうにか櫃が岳にたどり着いて、後は下りるだけと思ったら、下りた所が、湧き水でどろどろの ぐちゃぐちゃ。 まあ結構いろいろ変化に富んでて面白かったですが、かなりふ〜ふ〜言いました。 その代り、帰路の車中で飲んだ缶ビールは、これまた超超超おいしかったです。(笑) 担当者の皆さん、下見と本番の2回もお疲れ様でした。 同行の皆さん、ありがとうございました。 |
今年の干支の山 櫃ヶ嶽 別名を「羊ヶ嶽」に参加して |
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毎年、名前にその年の干支が入った山を選んで例会を企画していますが、今年の干支「羊(未)」 の名 を持つ山は、日本全国を見渡しても十二支の中で一番数が少ないそうです。 一番先に思ったのは「羊蹄山」ですが、例会で北海道に行くのはちょっと無理…。 関西に唯一ありました。兵庫県篠山市と京都府京丹波町にまたがる櫃ヶ嶽。 正式名は「櫃ヶ嶽」ですが、別名「羊ヶ嶽」なんです。 普段は訪れる人も少ない里山ですが、今年はきっと多くの人が訪れるのでしょうね。 さてさて、ひつじ年生まれの私、特に今年は節目となる記念の年ですので、参加を楽しみにしていました。 赤いチャンチャンコを着て登ろうかとも思いましたが、ちょっと恥ずかしいので止めました。(笑) 当日は私の節目の年を祝ってくれているかのような気持ち良い晴天で、こころ弾ませて現地へ集合しま した。篠山駅から4台のタクシーに分かれて登山口へ。のどかな風景が広がっていました。 せっかく遠路はるばる訪れたのだから、櫃ヶ嶽のピストンだけではもったいないと言う事で、今回は 毘沙門山から雨石山を越えて櫃ヶ嶽へ。 急登が続き、岩場もあって、「山に登っている!」という実感を楽しむことが出来ました。 ピークは過ぎていましたがヒカゲツツジに癒され、途中穏やかな雑木林を通りホッとしたのもつかの間、 「ここは本当に正規のルートなの?」と疑うような急降下に出会いました。 フィックスロープと立木を頼りに、慎重に降りて降りてまた降りました。 安全確保のために、重いロープとハーネスを担いで下さったリーダーには本当に感謝です。 お陰で安心して降りることができました。 急坂を降り切ってホッとしていたら、今から櫃ヶ嶽目指して登るとの事。 ひぇ〜! 目的の櫃ヶ嶽は遠かった〜!! 標高582メートルですが、変化に富んだ充実した縦走コースでしたね。 いつまでも想い出に残る山行の一つとなりました。 リーダーはじめ、参加の皆さん、本当に本当にお疲れ様でした。 帰りの電車の中で飲んだビール、これまた最高でした!! (笑) |