2013年3月度、山行部例会報告 「三輪山登山 (ソフトコース)」 |
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実施日 | 2013年3月17日(日) |
天 気 | 曇り時々晴れ |
参加者 | 視障:9名 晴眼:13名 合計:22名 |
コース | 近鉄鶴橋駅 〜(急行)〜 近鉄桜井駅9:53…山之辺の道…仏教伝来の地 …金屋の石仏…平等寺…石上神社…狭山神社11:20…三輪山登山 …頂上13:10…狭山神社…展望台(食事)14:10… JR三輪駅15:45…(切符買いで時間超過)16:24発… 桜井駅(JR〜近鉄)16:38…近鉄鶴橋17:13着(解散) |
感 想 | |
暖かい気候で皆さんに歩き、登って頂きました。 ソフトということで計画しましたが、これがソフト?との声もちらほら。 やはり暖かくなり、皆さん花粉症とか、風邪気味の方が居られましたので、もう少しソフトでも 良かったのかな、と反省です。 前にハイキングのグループが2組で、最初のペースが狂わされ、正規の道を外れたことも反省 です。 それと暖かくなって来ると、熱いお茶より、冷たい氷水も必要になるなと、準備物の反省です。 参加の方が多く嬉しかったのですが、お菓子を少しだけケチりました。 その分が、三輪からの電車代に消えました。 食べて頂いたお菓子は、奈良の銘菓です。少し過ぎて ホント!といわれそうですが、 食べ足りなかった方、一報下さい。請求書つきでお送り致します。 これから桜のシーズンです。皆さん野山に出かけましょう! |
参加者からの感想文 |
三輪山登山(神様のご利益) |
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3月17日(日)今回の例会は、ぽかぽか陽気の春、晴天の空の下、奈良桜井の「三輪山」へ出かけた。 ここは、第一代神武天皇が大和を平定する前まで、大物主の神によって支配されていたことが古事記に 書かれている、歴史ある山だ。 古事記に書かれているのは「三輪山」伝説、特に誇張されているのは「神婚説話」だ。 神や神の化身と人間との結婚を主題とした説話。三輪山伝説・羽衣伝説・浦島伝説などの一つ…。 さて今回の話は、この由緒ある「大神」の山の地で神がかりにあずかり、有頂天の感激を味わったという 話だ。下り道、ぼくの前をIさん、後ろをSさん。そんな時、驚きの事が起きた。 急に歩を止めて登ってくる女の娘に「大丈夫か」?声をかけたのだ。彼女はなぜか「はだし」これには みんな度胆を抜かれてしまった。こんな時こそ、ぼくの頭の回転は速い。 ちょっと腰を落とし、手を差し出した。「触らないとわからないから見せて」? 三輪山の大神は裏切らなかった。ぼくの手の平には「ヒメ」の柔らかでふんわりした足の裏が乗っていた のだ。ほっそりとした白い足の爪は、よく手入れされていてマニキュアで飾られている。 きっと若さのおしゃれを楽しんでいることだろうこの娘。 そんな彼女をどんな顔をしてIさんとSさんは、眺めているのだろう?気になるところだ 「アハハ」。 勿論、周りからは「ドッと」奇声が上がった。 「彼女君、二人は今スターだぜ」!心の中でつぶやいた。 注目される快感って何と気持ちのいいものなんだろう。 今回の三輪山登山は、サプライズの愉快を味わった一日だった。 突如、全く知らないうら若き乙女との出会い。 その触れ合いこそが感じる春。心に残してくれる暖かさを感じたのである。 ときたまに 犬も歩けば ぼうに当たる 「アハハ、これはだめだめ。」 以下は今回「三輪山・大物主」のご利益とご加護をいただいた俳句をしたためたい。 神婚や 春繰り返す 古事記道 しんこんや はるくりかえす こじきみち |
三輪山登山(ソフトコース)に初体験で参加して |
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初めまして、私の産地は忍者の里である三重県伊賀産ですが、既に賞味期限切れ(満62歳)となった Kと申します。「H・Cかざくるま」さんのことは、同じ職場のIさんから常日頃、武勇伝を聞かさせてもらう うちに、どんどん引き込まれいく一方、登山自体が若い頃から30年ほどのブランクがあり、足腰の不安が ひしひしと募るばかりでしたが、Iさんの「まあまあ、とにかく歩くのはゆっくりだから大丈夫」の言葉を信じ、 まずは一度体験をさせていただくことになりました。その初のデビュー戦が三輪山登山となったわけです。 三輪山登山は勿論初めてで、初めてづくしの不安感と、なんせ山自体がご神体とのこと、神様そのもので あるパワースポット三輪山に入るだけで、日頃の悪行も浄化されるだろうとの期待感が入り混り、ハラハラ ドキドキそわそわした気持ちで待ち、集合場所の近鉄桜井駅で、ついに皆さんとご対面することになりま した。 ご対面の瞬間から、私の当初の持っていたイメージをすっかり覆し、皆さんの底抜けに明るく元気なのに 圧倒されるばかり、下山後の展望台での昼食時はピークに達しましたね。 とにかく、パワースポット三輪山に行くまでに、皆さんからパワーと元気をいただき、私もやっとさエンジン がかかってまいりました。 サポートのパートナーはナントS会長様で、初めてで何も分からない私に、サポートのイロハから懇切 丁寧にいっぱいご指導いただき、ありがとうございました。 書き切れないほどのご指導がありましたが、紙面のエコ都合で、特に反省の弁は以下2つです。 はあはあぜいぜいの狭い登り道、前方からスイスイ降りてきた人と交差する時、私が合図を怠ったため、 ステッキが下山者に当りそうに・・・ホント大反省。 もう一つは、道中に丸太橋が2つ架かっていましたが、そのまま橋の幅を知らせず突入・・・これも大反省。 会長さんのご指導で、ステッキを添えるようにするなり、橋の幅を知らせることなど、当たり前ことが体験で 良く分かった次第です。 ホント逆にサポートされっぱなしの一日で、会長さんは大変気苦労されたことと思います。 これからは失敗と恥をバネに勉強します。すみませんでした! 道中、ぐねぐね根っこが多く、足を引っ掛けないか心配しつつ、いきなり結構な急坂があり、はあはあ ぜいぜい息絶え絶えの中、自分の人生の道と一緒だなあと思ったりもする。 とにかく、目の前の険しい道を一歩づつ進みつつ、たすきの鈴の音と樹木の香りに癒されながらも、ただ ひたすら登りつめた頂上は何の展望もなく、「えっ、ここが頂上?」と疑うほどだったが、さすがにここは 聖なる地の最も天に近い頂上に立ったと思うと、身も心もリフレッシュ、心地良い凛とした空間の中で、 良いパワーをたくさんいただいたような気もして、アドレナリンが溢れ出して来る。 又、パワースポットブームもあってか道中、若いカップルもチラホラ、元気に挨拶が返ってくると、自然と 心も和む。 聖なる三輪山は山の全てに神が宿る地なので、江戸時代までは禁足の地であったそうな。 明治時代になって初めて、撮影禁止、飲食禁止(勿論禁煙)、採取禁止などの心得を守れば入山できる ことになったそうな。 ただ、土足禁止まで言ってないのに、裸足で頂上まで登られるかたに何人か出くわしました。 う〜ん、この神様みたいなかたは、登山目的でなく参拝目的で、身も心も祓い清められて行くのでしょうか? 特にTさんは美女と握手、じゃなかった失礼、「握足」(造語)できて本当にラッキーでしたね! 恐らく降りロマンチック街道を赤い糸をたどって行った先におられたのが、若き女神の化身だったの では・・・。 ホント、強力なパワーをいただきましたネ!羨ましいかぎりです。 これで、私もまたすばらしいパワーをいただけるならまた来たい三輪山でした。 今度は裸足で挑戦か?それと、今度は狭井神社の万病に効くというご神水を必ずペットポトルに入れ 持ち帰って焼酎の水割りを飲みたいです。 この三輪山登山の体験で皆さんと感動をホントに共有できたような気がします。 この感動を忘れないうちにと道中で会長に入会の意志をお伝え致しました。 又、おじゃま虫になりますが、皆様とお逢いできることを楽しみにしております。今後とも宜しくお願い 致します。 |