金曜登山部例会 百丈岩、静ノ池(ミドル・コース) 報告 |
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実施日 | 2010年3月5日(金) |
天 気 | 曇りのち晴れ 微風 |
参加者 | 視障:3名 晴眼:6名 合計:9名 |
コース | 集 合 JR大阪駅御堂筋口 08:20 現地(JR道場駅) 09:20 JR大阪駅08:31発〜普通電車〜JR道場駅着09:20着 〜徒歩約30分で登山口10:00着、体操、トイレ 登山口10:25発〜急傾斜の岩場登り〜岩場の高台11:20着 昼食、コーヒー 岩場の高台12:20発〜雑木林〜静ノ池13:05着 小休止 静ノ池13:10発〜雑木林を少し戻って下山道に入る〜車道出合14:00〜 道場駅14:25着、14:42発〜普通電車〜JR大阪駅15:31着 解散 |
感 想 | |
記念すべき、金曜登山部第1回目の例会を、無事催行することができ安堵した。 前夜から本降りの雨が降っていたが、朝方にはなんとか降り止んでくれた。 岩場の乾き具合と、登山道のぬかるみ具合を勘案して、予定を少し変更した。 当初、登山口からすぐの急な岩場で、三点確保しての登り降りの練習をするつもりだったが、 登りだけにして降りはやめにした。 下山道もぬかるみの少ないコースに変更した。 岩場の登りでは、視障の人に、できるだけ自力で登ってもらうように心がけた。 サポートの大半は、ホールドの位置、状況を伝達することに注力した。 鎖場では、鎖に頼らず岩のホールドを使って、三点確保で登ってもらった。 手を掴んでの引っ張り揚げや、下からの体の押し上げ禁止を徹底した。 次回の金曜登山部の例会は7月16日(金)ですが、金曜登山をもう少し増やすよう、検討し ます。 |
参加者からの感想文 |
百丈岩(金曜登山部) |
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3月5日。今日の天気予報は、晴れ時々くもり。 昨夜の雨もすっかりあがり、薄曇の中から時折こぼれ出てくるお陽様も、ぽかぽかぽかり。 吹く風も、とてもさわやかです。上着を脱ぎ捨て、Tシャツ一枚でも充分温かな陽気でした。この気温の 心地よさは、4月下旬並とのことです。 ちょうど明日は、24節気のひとつ啓蟄(けいちつ)。来る春に誘われて、冬ごもりをしていた虫たちが穴から 「のそのそ、ごそごそ」と這い出してくる季節。 そんな時をはかったように、小さな虫に負けじとばかり、わたくしたち「金曜登山部」は、前途に夢を広げ、 希望をたたえながら、産声をあげました。 さて、第一回目の船出に当たっては、めざせ「百丈岩」。 百丈岩では、岩板に手先、足先をぴったりくっつけて、四つんばいに張り付きながら前進です。 「のそのそ、ごそごそ」 。まるでわたしたちも虫の如くのようです。 やっぱりこの日は、我ら「かざぐるま」にとっても春を告げる啓蟄だったのでしょうか。 当日の参加者は九人。メタボ信号が点滅するかしないかの男たちは、わずか三人。かつての彩り(いろどり) あざやかなヒメミコが六人です。さすがに多勢の女性の参加は、春らしくとても華やかなものです。 そんなふうに見てしまえば、感性は一機にあの懐かしきよき昭和四十年代にタイムスリップ。 若い笑い声も鈴を転がすみたいで、はじけてしまいそうです。 思えば、それは全てなにもかも、山ずみの春。春…。もうまぶしいだけが目立つ春ばかりでしょうね。 あの頃から三十年、四十年。いま聞こえてくる笑い声は、成長し続けたはての「ザラゴエ」。 空き缶に石ころを詰めて転がしたような声とでも言えばいいのでしょうか。 人生の厚みと言えばいいのか、荘厳(そうごん)のおもむきさえ感じます「アハハ」。 きょうの「金曜登山部」には、春はいっぱいありました。 やっぱり春にふさわしい春です。今回のわたくしたちの山行は、何といっても、暦(こよみ)に合わせたように 処女航海なのですから。 |