2022年1月度、山行部例会報告 比良山系、ヤケ山700m(雪中登山)ハード |
---|
実施日 | 2023年1月15日(日) |
天 気 | |
参加者 | 視障:4名 晴眼:9名 合計:13名 |
コース | 大阪駅07:45〜JR新快速〜08:49北小松駅・体操09:10 〜車道歩き〜09:35登山口09:45〜10:26滝見休憩〜 11:35涼峠・昼食12:10〜13:15ヤケ山13:25〜 14:25涼峠・休憩14:40〜16:10登山口 〜北小松駅17:24〜新快速〜18:27大阪駅・解散。 |
感 想 | |
距離のわりに時間のかかった山行でした。 視障のメンバーほぼ全員が疲労感と難易度を訴えていました。 視障全員に後ろサポートが付き万全の体制のはずでした。 私的な感想ですが、コースの難易度も危険と思われるほど急登の上り下りもなかった のですが、原因の考察は必要だと思います。 体調不良を訴える方も出て、加齢による体力低下も大きな要因だと思います。 山行を重ねて体を慣らしていって改善するかもしれませんが、この先様子を見て、例会の グレードを考えなければいけないと思いました。 |
参加者からの感想文 |
比良山系、ヤケ山雪中登山に参加して |
---|
「雪中登山」の予定が、雪はほとんどなく、アイゼンも全く使わない、普通の登山となって しまいました。あまり寒くなく、12月の甲山の方が寒かったです。 でも、ただの登山にしては、めちゃめちゃハードでしたねぇ。 天気予報が午前は「キリ」だったので、駅からカッパを着て歩き始めました。登山口まで 歩いただけでもう汗びっしょり。服を1枚脱いでTシャツとカッパにしました。 その後も衣服の調節をしながら歩きました。 さて、登りですが、歩きにくい場所がたくさんありました。サポートのOさんはひょいと登る のに、私は両手を使ってよじ登ったり、岩と岩の間をモデルさんのように真っすぐに歩いたり、 足をどこに置けばいいの?って場所はいっぱいで。昼食後も、もっとすごい箇所があって。 ひえーと思いながら登ってましたが、考えてみたら、帰りはこの道を下るんだよな。 えーっ!どうしよう!下りの事は考えないようにしました。 コースリーダーとサポーターの言う通りにすれば、無事登山口に戻れるわと。 Oさんいわく、あんまり言う通りにはしてなかったそうですが(苦笑) 下りは本当に大変でしたねぇ。これまたOさんはよいしょと降りるのに、私は地面にお尻を ついてから足を下ろしたり。 1番すごかったのは反対向きになって三点確保で足から下りた時。この三点確保ですが、 手でつかむ岩の突起や割れ目は、手にしっかりとひっかかる物を持つのが基本ですが、 私はそれができてなくて、Kさんに指摘してもらって思い出しました。あーそうやった。 忘れてたー。下にいるKさんに手で持つ岩を教えてもらいながら下りました。やれやれ。 大変な下りが続いて、もうすぐ登山口と言われた時は顔がほころびました!やったーー!! 雪ですが、頂上近くに少し残ってました。頂上に着いてからグシャグシャと雪を踏んで喜び ました。「後から来る人にも残しておいてあげて」ってな位に少しの雪でした(笑) 実は、防寒対策としていろいろな物を持参してました。カイロはもちろん、何枚もの服、耳あて の付いた帽子、内側が暖かい手袋、それから災害時用のアルミのブランケットまで。 こんだけあったら遭難しても大丈夫・・かな?(笑) 大きな滝を見ました。これぞ滝って感じの迫力ある音がしてました。 途中で時々琵琶湖も見えてたとか。オー、さすが滋賀県!頂上では遠くに若狭湾も。 すごいですねぇ!! 今回の例会は晴眼者にゆとりがあり、視障と晴眼が1対2で、後ろサポートができました。 難易度の高い山だったので、後ろから足元の説明をしてもらえるのは本当に助かりました。 1対2は「かざぐるま」の悲願ですね!! 長い1日でしたが、やっぱりみんなで歩くのは楽しかったです♪ 参加された皆さん、お疲れ様でした!! |
「ヤケ山雪中登山(ハード)」感想文) |
---|
皆様こんにちは!視障のNNです。新年おめでとうございます。 昨年は色々とお世話になりました。本年も宜しくお願い申し上げます。 1月15日、北小松駅から13名出発です。今回は視障4名なので2対1のサポート体制が 理想になりました。 空は曇天、かなりの上り坂をヤケ山登山口迄歩きましたが、雪山を前提にしてたので皆さん 完全装備。登山口を前に暑すぎて脱いでしまいました。(笑) 小さなコンクリートの橋を渡るといきなり登り坂、おまけに大小の石が細い登山道にゴロゴロ。 これが果てしなく上にと続いてます。ウッソー!です。 気温上昇で雪が解け、アイゼンの出る幕がなく、どうやら普通の登山になってしまったみたい で空も青空が…。やっと座れるような所で昼食タイム。いやぁ、汗もびっしょり!! この先どうなるやら。冬は汗で体温を取られ低体温にならぬよう、汗が出ないような微調整 の服装が大切です。私も薄着にしてますが、暑がりなのでそれでも汗かきます!!! 脱いだり着たりと忙しい。 お昼休憩も終わり腰を上げます。あと1時間で山頂らしく、ここら辺からあちこちに雪が少しだけ 残ってます。ぬかるみに足を取られ、岩と岩の間の狭い道が続きます。 こういうのも歩きにくいものですね(フウー)。1時過ぎ山頂へ、思いもよらず狭い!!アハハ、 でも雪も少し有るし、やはり嬉しい!!ここで集合写真、皆さん笑顔ですかー! さぁ!今からユーターン。無事に帰れますか?心配。 お昼休憩したとこまでは何とか、何とか下山。(笑)ここからコンクリート橋まで石っころだらけの 下り坂の下山道。とにもかくにも足元の段差、浮石も見えない。足が動きません。 私のサポートHさんとTさんに事細やかに指示してもらって下山してますが、上手くいかない事 多々有り(泣) しかし、Mさんは私より見えづらいのに、OさんやOさんの指示を貰いながら… そしてコースリーダーのKさんに時々指示を受けながら最後迄、無事下山されました。 凄い!の一言です(拍手)。 休憩抜いて往復6時間かかりました。その間、私らの横を晴眼者のグループやカップルの方が、 2つのストックを上手に使いながら凄いスピードで下って行きます。 健常者は往復3時間くらいでしょうね。 弱視の私には、見えてたらこんなに早いんや!! 諦めてたはずですが「羨ましさ」があり歯がゆさが頭を持ち上げました。 滑りながら、つまづきながら、転びながら、ヤケ山標高705m。2倍歩いた感じ。 よう歩きましたわ。ハハハ。 「安心」を貰った前後のサポーター、皆様ホンマに感謝です。有難うございました。 また一人のサポーターの方が言っておられましたが、「この上も目指し、挑戦!の気持ちを 持って望んで欲しいと…」まさにその通り!! 正直その時はハードのハードなんて無理と思ってましたが…小さな橋に着いて、アー!やっと 下りて来たという達成感を感じた時、「あっ!この上も見てみたいな」とも思いました。 怪我なく無事帰れた参加者の皆様お疲れ様でした。 また例会でお会いする事を楽しみにお元気で!! |