2012年12月度 金曜登山例会報告(ミドル)
京都北山 十三石山
 



    

  実施日 2012年12月21日(金曜日) 
  天  気 曇り
  参加者 視障:5名  晴眼:6名  合計:11名
  コース 阪急梅田7:58発〜阪急大宮8:45着〜京都市バス四条大 宮9:00発〜
9:30釈迦谷口着〜登山口10:00〜尾根道別れ10:40〜氷室神社11:30昼食
12:10発〜12:40分岐〜氷室神社14:35〜尾根道別れ15:15〜
釈迦谷口16:00〜四条大宮16:50着
  感 想

  バスを降りてお宮さんまでは良い道で、ここから身支度をして登山道を行くが、土砂崩れなどが
  あって道は荒れているので、ゆっくり歩き、尾根道の林道に登り詰め、右へ行けばお盆の送り火
  で有名な舟形山。私達は氷室目指して左手を歩く。
  
  道良いが結構長いので、話の花が咲いて退屈しないで歩けた。
  氷室神社で早めの昼食、久し振りにSさんのチーズケーキを頂き頬がゆるむ。
  
  氷室から急登で登り詰めると分岐が有り、左手に道がありチラリと見て真っ直ぐ進んだつもり
  ですが、実は右手の道に入ってしまった。
  下見の時は地図とコンパスで照らして行って間違わなかったのですが、気が緩んでいたのか、
  魔がさしたのか、急下りの道で途中気付いて引き返すが1時間のロス。
  もう十分歩いたという事で、無理しないで帰ることにする。
  
  私のミスで残念。「又来たらいいやん」と慰めてもらう。
  コースリーダーとして申し訳ありませんでした。
  まっ、こういう事もあるとお許し願いたい。
           





参加者からの感想文

京都北山十三石山

  2012年の登り納めですし、忘年会も有ると言うので参加しました。(笑)
  500m足らずの山ですし、ちょっと距離は長いけど、楽勝、楽勝とか聞いていたので、天気は下り坂です
  が、ルンルン気分で参加しはした。
  まあ、それがそれが、バスを下りて30分くらい歩くと登山口でして、おそらく雨が降ったら川にになるやろ
  なぁと言うような石ごろごろの急斜面をひ〜ひ〜言いながら登りました。
  
  途中、崩れている所は、藪こきをして回り道をして、何とか尾根に出ると、マウンティンバイクでも走れそう
  な道でして、氷室神社までは、ほんとにルンルンでした。
  ここからまたまた山に入りまして、今度は、滑りやすそうな赤土っぽい急斜面の上り下りでして、満樹峠で
  饅頭を食べよう!とか、ほんとに饅頭屋さんがあったんやでぇとか食い物ネタで気をまぎらわし過ぎたわけ
  でもないんですが、道を間違えまして、ずるずるの急斜面を下って、下って、さらに下って、あれっ!
  おかしい…、となりまして、今度は、上って、上って、さらに登って、ちょっと平らな所で昼食になりました。
  
  昼食には、いつものSさんのおいしいチーズケーキをいただきました。金曜登山部例会の名物ですねぇ。
  昼食後は、かなり雲が厚くなり、いまにも雨が降ってきそうな感じになってきたので、頂上は次回と言う事
  にして下山する事にしました。
  
  何とか下山するまで雨には降られませんでしたが、忘年会してお店から出てきたら、本格的に雨降って
  ましたねぇ。
  
  今回は頂上には行けませんでしたが、最近の例会はそれなりに整備されたコースが多かったので、今回
  のような、ほとんどと言うか、まるっきり自然なコースを歩けて良かったです。
  いいトレーニングにもなりました。
  担当者のみなさん、ありがとうございました。
    

十三石山への記録

  いわれのありそうな山名だと思って調べたら、かつては上賀茂神社の社領で、山年貢が十三石だった
  のでそれが山名になったと書かれていた。
  十三石山に向かう途中にある峠はその付近に巨樹が多く茂っていたので満樹峠と呼ぶようになったそうだ。
  しかし今回、残念なことにその峠を見ることは出来なかった。

  私たち9人は釈迦谷口で京都市バスを降りて、街路を北に進んだ。その頃はまだ陽が射していた。
  前方には五山の送り火の「船形」が見える。意外にその山が低く見えた。
  やがて人家が無くなり、ゴルフ場を過ぎると秋葉神社の小さな祠に着いた。
  ここから山に入る。雨がよく降ったせいか、土が流されて露出した石がゴロゴロしていて、歩き難い樹林内
  の登りだった。
  
  山を越えてしばらく歩いて、氷室の集落が見えたところでひと休みする、林の中に氷室神社が見えた。
  空を見ると先ほどまでは青空だったのに、一面の曇り空に変わっていた。
  でもまだしばらく雨は大丈夫そうだった。
  
  地蔵堂を過ぎて民家の横から山に入った。ここからの登りは先ほどに増してきつく思えた。
  山はすっかり初冬の姿になっていた。北山杉の林の中を登る。足元にはコナラやアベマキの落ち葉が一面
  に敷き詰められている。でもその下は粘土質でよく滑った。
  
  幾つかの分岐を通過したが、表示があまりないので初めての僕には分からない。
  苦しい登りからピークを越えたとき、ここを下ると満樹峠だと聞いた。それからがまた長かった。
  歩いても歩いても急な下りに終わりが見えてこない。足腰がへんになりそうだ。
  
  東に下り始めてから30分余りたった時に、ストップがかかった。今来た道を戻るという。
  方向が違ったので登り返すということだった。登りは更に苦しかった。
  下るときは滑っても前に進んだが、登りではあとに戻る。休み休みしながら、とにかく登った。
  そして傾斜のやや優しい所を見つけて大休止。
  樹林の中で弁当を食べることになった。そのあとでコーヒーをいれ、頂いた手造りのチーズケーキを
  食べた。これがうまかった。
  ほっと一息つけたが、これで元気が出たのだろう。午後の行程でもまだ登りが続いたが、しっかり歩けた。
  20分ほど歩くと分岐に出た。ここを右に行くと満樹峠だという。
  
  往路でこの分岐を見落としたという。分かり難い分岐だったが、あとで地図を見ると目的の峠はここから北
  にあり、私たちは東に進んでいたのだった。
  予定では満樹峠で昼食だったが、もう時間切れだ。無理すると日が暮れるということで、朝来た道を引き
  返して秋葉神社のある登山口に戻った。
  よく転んだが怪我もなく、全員無事に帰り着いた。
  あとは街路を歩いて朝のバス停に戻った。
  ここまでの所要時間は6時間15分(内休憩1時間20分)だった。
  天候は晴のち曇、無風で気温6度、林の中で僅かに残雪を見た。
 
  駅まで帰ってから、反省会があった。全員が参加して今年最後になった山行を締めくくった。
  終わって外に出てみると、すっかり夜になった京の街には雨が降っていた。
      


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