2013年11月度 超ソフト部例会報告
『奈良散策(正倉院・春日大社)』
 





    
  実施日 2013年11月24日(日)
  天  気 晴れ
  参加者 視障:12名  晴眼:11名  合計:23名
  コース 近鉄鶴橋駅西口(8:20集合)=奈良行き快速急行・奈良駅(9:11着)
奈良集合=バス・手貝町・・・転害門・・・正倉院・・・二月堂(休憩)
三月堂・・・若草山山麓・・・春日大社・・・奈良公園東屋(昼食・誕生会)
・・・浮見堂・・・猿沢池・・・奈良漬けの店・・・近鉄奈良駅・現地解散
・・・近鉄奈良(14:53発)= 近鉄鶴橋(15:25着)解散
  感 想

  日頃行いの良い方々の集まり、今秋初めて快晴の例会でした。
  かつ、紅葉のコントラスト(桜・紅葉の赤、けや木・銀杏の黄)が最高の一日でした。
  二月堂の松明(たいまつ)の大きさ、若草山山麓で、鹿と鹿せんべいを取り合いをした人も、
  鹿せんべいが美味しいという人もいて、和気会い会いの散策になりました。
  
  春日大社前から、お腹が空いた、空いたと何人もの方から、昼飯をせかされましたが、
  奈良公園の東屋まで我慢頂きました。お腹がすく感覚をしばらく忘れている小生ですので、
  美味しくお握りを食べたいし、リュックの中には三包みの重い三笠焼きが入っているので、
  これを美味しく食べて頂きたい一心で予定場所に。
  
  皆さんの評価を頂いていませんが、お菓子へのクレームが無かったことが救いです。
  Kさんの粒餡はイヤとの声が聞こえなかったから、まずは無難だったのでしょうか。
  
  食後の誕生会、3名の方おめでとうございます。パチパチ。
  歩き始めて、鷺池の浮見堂からボートをこぐ人を見て頂きました。(昔は水も綺麗で、水量も
  多く、岸に木々も多く、しっとり感溢れる場所でした)
  
  興福寺、猿沢ノ池と修学旅行コースを歩き、女性軍待ちかねの奈良漬けの店に到着です。
  店での買い物時間、感心するほど長かったですね。
  男性人何人かは待ちくたびれて、まだかまだかの大合唱でした。
  
  おうちに帰り、食味の評価は如何でしたでしょうか。我が家では家内が美味しい、美味しいと
  大満足でした。田舎にも送るから又買って来て。との言葉。
  でも代金を払うからとは言ってくれません。さむいさむい。(笑)
  皆さんも無事にお帰りの事と思います。又最上のデートコースを探しておきます。
           





参加者からの感想文

奈 良 散 策

  ちょうどもみじの季節、さぞかし奈良は人がいっぱいだろうと思っていたら、意外に少ない。
  わざわざ人ごみの少ない道を選んでくれたとのこと、奈良にこんな道もあったんだと感心しつつ、
  デートコースだという道を、みんなでわいわいと歩きました。
  
  11月後半だというのに、結構暖かくて、朝寒くて着込んできたものを、途中で脱いでしまうほどでした。
  正倉院・二月堂・三月堂・春日大社、Iさんの歴史話を聞きながら歩く道、歩くだけじゃなく、勉強にも
  なるかざぐるまですねぇ。
  それから発見!四月堂あった!五月堂は?六月堂は?と聞いてみたけど、それはないんだって。
  
  そして、鹿にせんべいをあげ、ついでに自分の口にもせんべいをパクリ。どっちがついでだろう?
  みなさーん、鹿せんべいおいしかったでしょ? 私は何年ぶりに鹿にせんべいあげたんだろ?
  数えるのはやめとこう。とにかくすごーく久しぶりに鹿と触れ合った気がする。楽しかった。
  
  そしてそして、お待ちかねの三笠饅頭! しっとりしてておいしい!
  もみじもいいけどやっぱりあまーいお菓子でしょ! 花より団子じゃなくて、もみじより三笠ね。
  準備してくれた方ありがとうございます。秋の1日とても楽しかったです。
  また行けるといいですね。
    

2013年11月度、超ソフト部会、奈良散策

  2013年11月24日(日)、好天気に恵まれ、23名の参加者は、ゆっくり、あれこれ談笑しながら、
  世界遺産が散在する奈良公園に紅葉狩りを楽しみました。

  9:10  近鉄、奈良駅に全員集合。本日のリーダーIさんの朝のあいさつ。
       (コース案内、注意事項等の説明をいただく)
  9:30  市バス手貝町(てがいちょう)下車
       目の前に、私が本日、一番期待している転害門(てがいもん)が偉容を誇り、静かに建っている。
       「転害門とは一体何なのか」
       歴史の表面に華々しく登場することなく、ひっそりと建つ「転害門」は、私にとっては興味津々。
       その隠された歴史を知りたく思っていた。
       ものの本によれば、正倉院の西側にあり、過去2回もの戦火にも焼け残った建物の一つで、
       天平時代の建築を想像できる唯一の遺構(国宝)であるとの事。
       大仏開眼供養会(752年)には、国の内外から1万人を超える僧侶が参拝し、大規模な国際交流
       がなされたと記録されています。
       1300年もの昔、遠くインド、中国、朝鮮から、東洋の「小さな日出づる国、日本」を訪れた客人を
       迎え、この「転害門」を粛々と進む聖武天皇と光明皇后の姿を想像し、奈良王朝の偉大さを
       実感しました。
       今、この地域には塔頭があり、幼稚園、小学校が並ぶ静かな住宅街となっています。
       <青丹よし 奈良の都は咲く花の 匂ふが如く 今盛りなり>と詠われていたのは、ここがその
       舞台のように思われます。
       「国家権力の中枢であった奈良、仏教の殿堂であった奈良」その後、平安京に移って行きま
       した。(794年)
  10:00 正倉院の外周を東大寺裏から二月堂へ 10:30 二月堂の石段をしっかりと踏みしめて、その
       感触を味わう。
       この白い石は都人が朝に夕に、様々な思いを込めて登ったり下ったりした心のうちを知って
       いるにちがいない。
       二回の戦火には焼け残ったが、江戸時代のはじめ、お水取りの最中に失火により焼失し、
       その後1669年再建された二月堂は国宝である。
       この隣にあるお茶屋「休憩所」はとても感じが良かった。
       ゆったりした心地よい長椅子、セルフサービスの飲み物、気を遣わせないおもてなし、明り取り
       のある天井、欅(けやき)の柱や梁、黒光りのする壁面が二月堂、三月堂の石段の疲れを
       癒してくれる。
       お水取りに使った真竹や松明、本行で僧が使った防火衣などを手に取ってみることができ、
       ひとしおの感激を味わった。
       鎮護国家を統率した行政官や上級僧侶の偉大さもさることながら、奈良時代の栄華を底辺で
       ぐっと支えた民衆の負担を思う時、彼らの生活の厳しさをついつい頭に描いてしまう。
  11:00 手向山八幡宮から若草山
       手向山八幡宮は、九州宇佐八幡宮から迎えた東大寺の守護神であり、奈良の大仏の完成と
       同時に鎮座。ガイドブックにある通り、奈良公園きっての紅葉の名所。みんな思わず感嘆の声。
       そしてしばし沈黙。日本一の紅葉を満喫した。
       年に一度、山焼きが行われる若草山のふもとで小休止。おなじみの鹿せんべいで、鹿を呼び
       寄せ、集合写真を一緒に撮影。(この写真お楽しみに。)
  11:30 春日大社
       平城京の守護のため創建(768年)された古社で、平安時代には貴族が競って春日詣でを
       行ったとか。
       七五三祝いの行列の続く中、みんな揃って朱塗りの社殿に参拝した。
  12:30 鷺池近くの東屋で昼食
       浮雲園地の一角にある瀟洒な東屋でゆったり、ゆっくりの昼食タイム
       はじめに、11月5日に、享年71歳でご逝去された、会員の逸見仁さんに黙とうをささげ、
       謹んで心よりご冥福をお祈り申し上げました。
       昼食のあとは恒例のお誕生会。ハッピーバースデーの音楽とともに4名の誕生日のお祝いを
       行いました。(私事ながら、小生もその一員であり、11月3日が誕生日。この日、後期高齢者の
       仲間入りをしました。皆様にご迷惑をかけないよう、自重自愛し、会行事に参加させていただき
       たく思います。どうかよろしく、お願い致します。)
       続いて事務局のKさんから、平成26年1月の会活動の説明を受けました。
  13:30 鷺池に浮かぶ浮見堂を水上散歩。池はボートを楽しむ観光客で賑わっていました。
       続いて向かったのは猿沢池。亀さんがのんびりと甲羅干し。
       めでたい亀さんの長寿にあやかりたいものです。
  14:00 ひがしむき商店街でショッピング ―― ここでみんな元気回復
       ちなみに、奈良生まれの奈良育ちの「お土産物」(食べ物)の上位は
       @ 三輪そうめん A 奈良漬 B 柿の葉ずし C 大和茶 D 吉野葛 …との事(ご参考までに)
  14:30 近鉄奈良駅。全員無事ゴールイン。快適な一日を共有できたのも、CLの田さん、SLのHさんの
       御尽力のおかげです。
       みんな笑顔でお別れの挨拶を交わし家路につきました。
       本当にありがとうございました。
      


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