2015年11月度、山行部例会報告 六甲の迷い道シリーズその5(ハード) |
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実施日 | 2015年11月1日(日) |
天 気 | 晴れ・微風 |
参加者 | 視障:4名 晴眼:7名 合計:11名 |
コース | 梅田駅〜阪急特急電車〜夙川駅(のりかえ)〜阪急普通電車〜芦屋川駅 〜芦屋ロックガーデン登山口(体操・トイレ)〜高座谷〜 風吹岩手前中央稜出合〜ピラーロック(昼食)〜地獄谷小便の滝上流出合 〜地獄谷遡行〜左俣〜魚屋道出合〜保久良神社〜岡本駅〜阪急特急電車 〜梅田駅・解散 |
感 想 | |
秋、ハイキングシーズンの日曜日、大勢のハイカーが集中する芦屋ロックガーデン、中央稜 登山道の混雑渋滞を避け、迂回し高座谷沿いの登山道に入る。 珍しく、イノシシに出合うこともなく、いくつかの堰堤を越え、中央稜に出合って、十字路を 直進しピラーロック万物相へ下る。 予定の昼食場所に先客がいたので、震災で崩壊したBケン近くの広場まで下り昼食。 昼食後、ピラーロック砂岩帯の迷路のような登山道を地獄谷へと下る。 Aケンに出合い、そこからは道なき道を、歩けそうな所を選びながら地獄谷まで下り、地獄谷 の遡行開始、ゴロゴロ石も少なく、水量も少なかったので、摩耶東谷遡行の時より、歩き やすかった。 滝に出合うと、フリーでの乗越は不安なので、左岸の傾斜角度が約60度の岩壁の約6m上 にある岩棚まで、全員ザイルで確保し登り、そこから、フィックスロープを張って、ハーネスに 装着のクイックドロー(俗称ヌンチャク)2個をかけて、岩壁のバンドを約8mトラバース、途中の 支点でクイックドローを付け替え、滝口上に登りきり、本日最大の難所を通過しホッとする。 慣れない、ハーネス、ヘルメット、ギア類で、堅苦しかったと思いますが、安全のため、手を 抜くわけにはいきません。参加の皆さん、ご協力ありがとうございました。 |
参加者からの感想文 |
六甲迷い道の感想 |
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入会2ヶ月目のMです。11月1日(日)に中山・清荒神、京都トレイルbU、登山基礎講習会に続く4回目、 「六甲迷い道」へ参加させていただきました。 難易度ハードの山行への参加は初めてで、いったいどれくらいハードなんだろう? 最後までついて行けるだろうか?と、一抹の不安を持ちつつの参加でしたが、ま、トレー ニングもやっている ことだし、なんとかなるだろうと参加してみたところ、かざぐるまのハードは本当にハードでした。 最寄り駅の改札を出ると、登山者の群れ。駅から登山口までは、行列とまではいかないまでも多くの登山者 が歩いていて、にぎやかでした。 中には小さい子供なんかもいて、今回はハードだけど大丈夫かもしれないと思ったりしましたが、登山口は 一緒でも行き先は違うんですね。六甲山はバリエーション豊富でした。 急坂を登り、砂が浮いて滑りやすい馬の背のような尾根を通り、挟まりそうになりながら大岩の割れ目を 通過し、急坂を下って沢に出て、沢を登り、登りきったところから更に藪の急坂を登り、最後に超幅広の 階段をひたすら下りました。 09:00に阪急芦屋川駅を出発、17:00 に阪急岡本駅に到着。 らくらくフォンの万歩計によると、12,700歩の行程で大変でした。 しかし、休憩時間に聞こえた風に吹かれてポトポトポトと落ちるドングリの音、汗をかきながら急坂を登って、 峠近くになって吹いてきた冷たくて気持ちのいい風、尾根から望む谷の対岸の山から聞こえた、ヒヨドリや ホトトギスの鳴き声、昼食にもらった甘いみかん、沢のマイナスイオン、小さな滝の音、岩の冷たい感触、 そして、ずっと飛び交うお姉さま方のトークの弾丸。あと、なぜかほら貝。 普段の生活では感じられない、山でしか経験できない感覚を色々感じることができ、非常に楽しく、とても 充実した一日を過ごすことができました。 ハードでしたが、山行に参加してよかったと思いました。 それから、今回 、登山基礎講習会に引き続き2回目の岩登りがあったんですが、ヘルメットを着用し、 ザイルやハーネス、カラビナ、クイックドローなどを使っての岩登りは、かざぐるまに入会して人生初めて 経験しました。 手探り足探り、全身使ってゆっくり登る岩登りはとても面白くて、はまってしまいました。 ぜひともまたチャレンジしてみたいと思います。 今回の山行は、登ったり下ったりで全体的にハードでしたが、バリエーションに富んだ行程で、初めから 最後まで、非常に楽しく歩くことができました。 仕事との兼ね合いを見つつの参加となりますが、今後ともよろしくお願いします。 あ、それから、お姉さま方の弾丸トークはなるべくミドル、できればソフトでお願いしたいです。 超ソフトでもいいです。以上です。 |
六甲迷い道シリーズ(その5)に参加して |
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六甲の迷い道シリーズも2012年に第1回目が実施され、今回ではや5回目となります。 この例会は普段と違って、その名のとおり道標・目印のテープがほとんど無く、時には地図上にルートが 出ていないような所もコースとして入ってくることがあります。 そして単に道なき道を行くだけでなく、地図とコンパスの使い方を勉強したり、ツツジが咲き誇る中で、旬の 素材で野外てんぷらをしたりと、色々趣向を凝らした、あまり人に出会わない静かな山行です。 会員以外の方もこの会報を読まれているので、念のために付け加えておきますが、決して「かざぐるま」が 無謀な山行をしている訳ではありません。 山に精通したサポーターのもと、担当者が事前に下見を実施して、安全を確認してからの例会本番と なります。 さて、 今回はどんな例会になったのでしょう。六甲迷い道シリーズその5の始まり始まり〜。 阪急芦屋川からの迷い道でした。 いつものことながら、駅前には大勢の人。みんな先を急ぐかのように登山口へと歩く。 茶店の横を通り、高座の滝。橋を渡り階段を登ってロックガーデンに出る。 岩場を三点確保で登って行く。後ろから来ていた人が、「そんな所登らなくても、右の方から登ったら・・」と 声をかけてくれる。「有難う。でも三転確保の練習なんです。」と言ってよじ登って行った。 高座の滝上部の堰堤広場で、今回のメインイベントとなる個所を通過するため、ハーネス・ヌンチャク・ ヘルメットを装着する。 当初は鎖場の方に行く予定であったが、人が多くて停滞しているので、急遽別ルートに変更する。 たぶん高座の滝上の沢沿いに登って行き、鎖場とは逆の裏側から風吹岩手前の中央稜に出てピラーロック へ下って行きました。 またまたここで後ろから若いお兄さんが、「どこへいくんですか?」と尋ねてきたので、「さあ、どこへいくんで しょうねぇ〜。迷い道なんですよ。」と答えると、道迷いと勘違いされたのか、心配そうな顔をして、「大丈夫 ですか」と返ってきた。「いやいや道に迷ったのではなくて、先頭のコースリーダーしか今日のコースを 知らない「迷い道」という山行なんですよ。」と言う間もなく、前が進んだので歩き出したので、話はそのまま。 心配かけてこめんなさい!「大丈夫ですよ〜。迷っていませんよ〜」と叫べばよかったかなと後で思う。 ピラーロックは、2年前の富士登山の際、トレーニング山行をした砂地の急傾斜地である。 岩場の上でホームページ用の記念写真を撮った。 ここから風吹岩下の谷あいを鉄塔目指して登って行く。 このあたりまで来ると、道がありそうで、なさそうで・・。おまけにあっちこっちから木の枝が出てるし、足元は 根が縦横に走っている。やっとの事沢まで降りて、何度か左へ右へと渡り返して、今日の目的地に到着する。 岩場を登り、左へトラバースするのに安全を確保するために、ロープを張る。といっても私は、倒木に腰を 掛けて見ていただけですが・・。 ロープをハーネスの環付カラビナに付けて、手がかり足がかりを確認しながら三転確保で登って行き、 登りきった所でヌンチャクのカラビナをロラバース用のロープに掛けてから、ハーネスの方のロープをはずして 左へ移動。充分安全な所まで行ってからヌンチャクをロープからはずす。 こうして書くのは、簡単だがまだまだ手足は、スムーズには、動いてくれない。(苦笑) 今日の一番の難所を無事に通過する。 谷あいを鉄塔のほうへ登って行くが、時間の都合で途中から岡本へ下山した。 下見の時より回り道をした分、少し行程が長くなったかなと思ったが1人の落伍者もなく、無事に下山出来て よかった。 参加費400円で、これだけ全身を使って岩・枝をつかみ、自然の中で一日楽しめる例会はありませんよ。 もう来年の「迷い道」が楽しみですよ〜!!ありがとうございました。 |
六甲迷い道その5に参加して |
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高座の滝から中央尾根に取りつくも、混んでいたので高座谷を上りました。 風吹岩下から樹木の全く無いもろいB懸尾根を下り、A懸岩から複雑な谷と尾根を越え、やがて美しい小滝 の連続する谷を沢登りし、沢をつめて保久良神社への一般登山道を下ったということが、家に帰って 『山と高原地図』を見てわかりました。 アップダウンの連続、もろい岩尾根、美しい沢を堪能させてもらった、ほんとうに変化に富む山行でした。 そして都会に近いのに六甲は自然が多様なのに改めて驚かされました。 今回、“プリンセス”Mさんのサポート役でしたが、少し早く歩きすぎて、難路になると“プリンセス”が サポートロープを離してしまわれました。 それと沢の小滝などを登る時、あせってしまい、足の置き場の指示を「あっそっち」とか「そこに置いて」とか 言ってしまい、我が家のプリンセス???から、「具体的に方向を言わないと、サポートされている人に 伝わらない。」と叱られました。 不適切なアドバイスになり、恐怖心をいだかれたのではと、反省しています。 |